乗務員不足は給与水準と労働時間が原因か
バスの乗務員不足の原因は全国的にも問題となっているが、その原因ついて、あるバス会社の社員は「一般的にバス業界で言われているのは、一般の職種に比べて賃金水準が低い」と話す。さらに「出勤してから帰るまでの時間が長い割に実労働時間が少ないこと」も一般的に問題だとされているとした。
「普通のサラリーマンの方だと、例えば朝9時に出て、昼休みを挟んで、5時半や6時まで仕事をしている時間は全部労働時間ということになりますけど、バスの場合は、例えば朝6時に出社して、晩の7時に帰ったとしても、その時間が全部労働時間になっているわけではない。あくまでも運転している時間と、それに付随するような時間だけ。朝の6時から晩の7時までぴっちり(バスに)乗っているかというとそうではないわけです。どうしても勤務上、そうならざるを得ないです」