本人が違反行為を認めたため処分
それによると、メインスタンドの観戦客同士でトラブルが起こり、運営スタッフが制止したものの、観戦ルールに違反する行為があったとした。試合結果に腹を立てたことが原因ではないという。トラブルの過程や詳細については、説明できないとした。
試合では、警察官が待機しており、連携してトラブルに対処したという。救急車は出動せず、このスタッフは、命に別状はなかったが、けがをした。警察に被害届を出すかは、スタッフの判断になるため、鹿島側はコメントできないとしている。
スタジアムでは、酒の持ち込みは禁止しているが、販売はされていた。トラブルを起こした客は、酒を飲んで酔っていたかどうかについてもコメントできないという。
鹿島アントラーズは9月12日、「名古屋戦(9/10)での観戦客の違反行為に関する処分について」と題するニュースを公式サイトで発表した。
そこでは、試合終了後、メインスタンド内でスタッフに対して威嚇や暴行行為、会場運営の妨げになる行為があったとし、これらの行為は観戦ルール違反に当たるとした。そして、該当者1人を特定して、本人に事情聴取し、違反行為を認めたため処分を下したと説明した。処分は、鹿島アントラーズが出場するホームゲームやアウェイゲームへの無期限入場禁止にする内容だ。
最後に、「今回の違反行為を受け、クラブとして、セキュリティ体制強化や観戦ルールの周知を徹底してまいります。サポーターの皆様におかれましては、観戦における禁止行為について今一度ご確認いただき、ルールを順守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます」と締め括っている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)