桂浜水族館、「不適切」投稿を謝罪 カワウソ吸いが物議「ペット飼育を助長する」

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「ペットとしての飼育を助長する」抗議も

   桂浜水族館が2日に投稿したなかには、「カワウソを吸う館長」とする写真2枚があった。

   目が開いているか定かでない幼獣を両手で包み、自身の鼻のごく近くに寄せるポーズで写っている。手元に関してはネイルを施したうえで少なくとも3本の指輪をつけた状態だ。

   投稿には「吸ってみたい」「羨ましいですー!」といった反応が出た一方、「ペットじゃないのに、なんのためにこんな事をするんだろう?」「野生動物をペット化するような紹介の仕方は、『水族館』として、適当とは言い難い」と厳しい声が上がった。

   一部では、批判されるような内容ではないと反論も。ただ、装身具の着用に関しても問題視する声や、同館では5月に赤ちゃんカワウソ3頭が死んでいるため慎重にすべきなど様々な指摘がみられた。

   ほかに「日本アジアカワウソ保全協会」(福岡県太宰府市)が6日、「カワウソは国際的な保全対象である野生動物です。過度なふれあいや、『ペットとしての飼育を助長するような情報発信』に当協会は抗議します」と投稿を寄せた。

   協会は公式サイトで、コツメカワウソはワシントン条約・附属書Ⅰに掲載された絶滅の危機にある動物だとして、ペット需要に伴う密猟・密輸問題についても啓発している。協会理事はいずれもIUCN(国際自然保護連合)のカワウソ専門家グループ委員を務める。

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