サッカー日本代表が2023年9月9日に行われた国際親善試合で、ドイツ代表に4-1で勝利した。日本のサッカーファンからは、ドイツのDFアントニオ・リュディガー選手に対し、プレーが「怠慢」だったとして批判が殺到している。
「日本人がこれやったら二度と応援する気にならん」
試合では、日本のMF伊東純也選手、FW上田絢世選手、浅野拓磨選手、MF田中碧選手がそれぞれ1点を取り、ドイツを4-1で下した。SNSでは22年のカタールW杯グループリーグに続く日本の2連勝に沸く声が上がった一方、ドイツのDFでスペインの名門「レアル・マドリ―ド」に所属するリュディガー選手のプレーを問題視する声も多く上がっている。
前半41分、センターライン付近でリュディガー選手の元にボールが渡ると、上田選手がこれをカット。スライディングで奪取を試みるリュディガー選手だったが、上田選手は相手陣地を一気に駆け上がり、シュートを放った。結果的にGKマルク・アンドレ・テアシュテーゲン選手の好セーブで失点を防いだドイツだったが、リュディガー選手はスライディングの後、うつ伏せになってしばらく立ち上がらなかった。
後半45分には、MF久保建英選手が、DFロビン・ゴセンス選手のコントロールミスを自陣で誘発。敵陣をドリブルする久保選手は、後方から駆けあがって来たFW浅野拓磨選手へボールを渡し、3点目をアシストした。
久保選手にボールを奪われた時点で、ドイツの最終ラインは戻りを速めたが、リュディガー選手は一度足を止めた。その間に浅野選手が前に躍り出ると、リュディガー選手は諦めたようにゆっくりと背中を追っていた。
X(ツイッター)上では、リュディガー選手のプレーに対し、「酷すぎない?」「リュディガー完全に諦めて追いかけてすらないのやばい」「こういう守備はプロとしてよくない」「(3点目)はリュディガーの怠慢が全て。久保には追い付けなかったかもしれないが、浅野には絶対追いつけた」「レアル・マドリードの価値を下げる守備」「ドイツには悪いが、勝つ気ある?」「日本人がこれやったら二度と応援する気にならん」など、日本のサッカーファンから厳しい声が相次いだ。
リュディガー選手を巡っては、カタールW杯で見せた走り方が話題になっていた。浅野選手と並走した際、腿を大きく上げたフォームだったことから、「煽っている」「舐めプ(舐めたプレー)」といった指摘が上がっていた。