タレントの勝俣州和さんが、撮影に遅刻してきた人気ユーチューバー・ヒカルさん対して告げた言葉が、本人だけでなく「視聴者にも刺さる」と話題を集めている。
「いくら売れて人気があっても、直した方がいい」
勝俣さんは、カジサックことお笑いコンビ「キングコング」梶原雄太さんが2023年9月7日に公開した動画に出演。この日は、勝俣さんと梶原さんとヒカルさんの3人で、東京・巣鴨で知名度調査対決の企画を撮影する予定だった。
しかし、天気は殴りつけるような強い雨。企画内容の変更も視野に入るなか、梶原さんは「何とヒカルさんが来ていないという状況でして」と、ヒカルさんが渋滞に巻き込まれて30分ほど遅刻をしていることを明かす。
「これはヒカルさん、ドッキリやっていきましょう!」「勝俣さんがブチギレます!」と、急きょ勝俣さんがヒカルを叱るドッキリを仕掛けようと宣言する。勝俣さんは「すごいですね、その機転の早さが」と感心する一方で、「ただ、僕あんまりキレたことないです...」と不安な様子だ。
その後、遅れて合流したヒカルさん。待たせたスタッフらにきちんと謝らなかった態度が気になった勝俣さんは、「ダメダメダメ」「遅刻してもいいとか悪いとかじゃなくて、みんな待ってたから、『すみません』の一言ぐらいちゃんと言って入ってきた方がいい」とアドバイス。
続けて、「時間って約束だから」「なんにもスタッフに謝らないから。それは絶対ヒカルくんがいくら売れて人気があっても、直した方がいい」と次々と指摘をする一方で、ヒカルというキャラクターが「好き」だからこそ「がっかりさせないで」と伝える。
勝俣さんの金言に刺さる人続出「伝え方が本当に素晴らしい」
こうした勝俣さんのお説教を静かに聞き入れた上、スタッフに向かって「すみません」と頭をさげたヒカルさん。
梶原さんからドッキリだったとバラされるが、驚く様子はなく「ホントに遅刻はしてるんで」とガチ反省。梶原さんが「もっと焦ってほしい」とツッコミを入れると、ヒカルさんは「僕、勝俣さん好きなんで、好きだから抵抗しなかったです。これが相手がどうでもいい人から言われたら僕も反論します」「自分が凄いなと思ってる人には逆らわないって決めてるんで」とぴしゃり。ヒカルさんの意外な反応に、梶原さんは「何か素敵なドッキリになってない?」と笑いを誘うのだった。
遅刻されたことにただ怒るのではなく、言葉を選びながら諭した勝俣さん。金言の数々に視聴者も
「ドッキリとはいえ、言いたいことを相手の立場も加味してキチンと言える勝俣さんは凄い」
「勝俣さんは、ドッキリでありながらも、視聴者にも教訓として届くように一般化した表現で話を展開してくれて、私にとっても日頃の振る舞いを省みることができる意義深い内容のものでした」
「こういったドッキリってよく理不尽な叱り方になったりするけど勝俣さんの言い方伝え方が本当に素晴らしかったです」
「ドッキリだけど、こんなに相手のことをしっかり考えて叱る人初めてみた。勝俣さん凄いなぁ」
「仕掛け人と掛けられる人がハイレベルすぎて新しいドッキリの形できてるのすごいわ」
などと感心する声が多くあがっている。