子どもの虫歯を予防するには
では子どもの虫歯予防のためには何をすればよいのか。日本口腔衛生学会は虫歯の原因として砂糖の摂取のほか歯磨き不足を挙げ、「歯には、奥歯の溝など、歯ブラシの毛先が入らない細かい隙間があります。むし歯の多くはそうした歯ブラシが十分に届かず、菌が完全に取り除けないところから発生していることが知られています」と説明。
親が仕上げみがきをする際には「歯みがきは、歯ぐきとの付け根や歯と歯の間など、歯ブラシが届きにくいところに注意して磨く必要があります。そして、フッ化物配合歯磨剤を家庭で利用すること、その際には年齢に応じた量とフッ化物濃度で使うことが大事です」とした。
さらに「甘い飲み物、食べ物をだらだらと飲食せず、また夜寝る前には飲食をしないことも大切です。歯科医院での定期的なクリーニングやフッ化物塗布も有用です」と虫歯の予防方法を伝えた。