爪から血が出ていたら注意
完全に爪が抜けることは滅多にない。しかし猫の爪から血が出ていたり、爪のあたりが腫れたりしたときは注意を呼びかける。
「猫の爪が異常に長く成長し、爪が履いている足の肉球に刺さったりして痛みや不快感を引き起こすことがあります。 また、爪が屋内で適切なものを研ぐ環境がない場合、室内猫の場合は爪の適切なケアが必要です。 定期的なトリミングや爪の切り方を獣医師や猫のトリマーに相談することをお勧めします」
多くの猫は自然に爪研ぎをしているが、爪研ぎをしなければ肉球に刺さり化膿することもある。猫の爪の健康について、気を付けるべきポイントを3つ挙げる。
「1 爪の適切な研ぎ澄まし: 室内猫の場合、爪を研ぐためのキャットツリーや研ぎ澄まし用具を提供しましょう。 2 爪のトリミング: 爪が異常に長くなった場合、獣医師やトリマーに爪のトリミングを依頼することが大切です。正しい方法でトリミングすることで、爪の肉球への影響を最小限に抑えられます。 3 異常な挙動: 猫が爪に異常な興味を示したり、歩行に問題がある場合は、爪に関する問題がある可能性があります。爪を噛むなどは、精神的なことが多いです。早めに獣医師の診断を受けましょう」
一般的に飼い主も猫の爪を手入れしている。これは飼い主が猫を抱き上げたときに、爪が刺さらないようにするためだという。また、高齢な猫や病気の猫は爪研ぎをしなくなってしまうので、飼い主が代わっている。
「猫の寿命が、平均で約15歳です。シニアの猫と病気の猫は、爪研ぎをしなくなるということを飼い主さんは、知っておくことが大切です。最近、あまり歩かないよね、と思っていると肉球に爪が刺さっているということがあります。猫のステージにあった爪のケアをしてあげて、シニアになっても健やかに暮らしてほしいものです」