居酒屋で流れている曲が印象的だった。どんなプレイリストを再生しているのか、店員に尋ねたらこう返ってきた。
「私たちのバンドの曲なんです」
こんな予想外の出会いがX(旧ツイッター)で話題になり、バンドへの注目も高まった。J-CASTニュースは2023年9月5日、メンバーに反響への受け止めを尋ねた。
「私たちのバンドの曲なんです」
注目を集めたきっかけは、音楽好きなXユーザー・ぐっちょむさんが居酒屋でのエピソードを紹介したことだった。ぐっちょむさんは8月上旬、居酒屋で流れている曲が「すごい良かった」と気になり始めたが、曲を特定することができなかった。会計の時、店員に尋ねた。
「流れてる曲のプレイリストとかありますか...?」
店員は「えっと」としばし考えた後、レジの横に並んでいたCDを指さした。
「私たちのバンドの曲なんです」
店員が所属しているのは「高知県産超絶無名バンド」を称するバンド・sympathy(シンパシー)だった。取材に対し、ドラムと広報を務める門舛ともかさんは、尋ねられたメンバーの心境を次のように伝える。
「店では他の楽曲も流れているので、どの曲の事だろう?と戸惑う気持ちと、これを機会に聴いてもらえたらなという気持ちでした」