「たしなみと忖度は違うと思うんですね」
今回の記者会見では、(1)藤島ジュリー景子氏の代表取締役社長辞任(2)東山さんの新社長就任(3)被害者に対する謝罪(4)被害者への補償(5)事務所の名称存続――などの内容が明らかになった。
影山氏は、この会見には事務所再建や被害者への謝罪・補償について表明するという「主たる流れ」があったとした上で、「あえて『性被害を受けたのか、受けていないのか』を尋ねるということは、僕は主たる流れから外れてるなと思います」と説明。会見とは違う段階で個別に取材をし、記事にするのであれば、「それはありですよね。取材は自由ですから」と語る。
「タレントさんが性被害を受けたかどうかというのは、人間誰しも持つ興味好奇心で、それは誰しも隠せないところではありますけど、それをあそこで質問するというのは違うということですね」
影山氏によれば、場所を考慮した質問は忖度ではない。記者会見の大きな流れを意識した形で質問することについて、「それがマナーというか、ジャーナリスト・記者としてのたしなみだと思います。たしなみと忖度は違うと思うんですね」という見解を示した。
SNSで上がる「セカンドレイプになりかねない」「個人のプライバシーは守られるべき」という見解に対しても、影山氏は「共感する」と述べている。