巨人・坂本の三塁起用は続けるべきか スポーツ紙記者は太鼓判「凄み感じた」

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   2023年9月7日のヤクルト戦(神宮)で、プロ17年目で初となる三塁でスタメン起用された巨人・坂本勇人が、対応能力の高さを見せた。

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チームの命運を握る

   村上宗隆の右越え適時二塁打で1点差に迫られ、さらに2死二塁のピンチでチームを救った。サンタナの鋭い打球が三塁線を襲ったが、三塁を守る坂本は素早く反応してバックハンドで飛びつきながら捕球すると、一塁へワンバウンドで送球。内野ゴロに仕留めて球場がどよめいた。

   体調不良のため5日に「特例2023」で登録抹消され、この日から1軍に復帰。遊撃の守備の負担を首脳陣が考慮して三塁に抜擢したが好守でチームを盛り立て、打撃でも1点リードの9回に17号2ランを左中間に放って勝負を決めた。

   スポーツ紙記者は、「遊撃と三塁の守備は打球の速さ、打球を処理する際の足の運びが変わってくる。長年遊撃を守っていたにもかかわらず、初めて三塁を守ってきっちり対応できるところに坂本の凄みを感じました。送球も安定しているので守備の不安はないでしょう。十分に通用すると思います」と太鼓判を押す。

   今季は春先に打撃不振でスタメンを外れたが、5月以降は調子を上げて好調をキープしている。96試合出場で打率.296、17本塁打、47打点をマーク。残り20試合で戦列を離れることがなければ規定打席に到達する計算になり、19年以来の「打率3割。20本塁打」達成は十分に射程圏内だ。3位・DeNAと2ゲーム差。逆転でのCS進出に向け、「三塁・坂本」の活躍がチームの命運を握っている。(中町顕吾)

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