米国映画などに出演している俳優の松崎悠希さんが2023年9月7日、ジャニーズ事務所の会見の中で、辞任した藤島ジュリー景子前社長が所属タレントについて「家に来てくれる子がいたり、一緒にご飯を食べて色々話をしたりというのを本当に毎日のように繰り返した」と話したことについて、「完全アウト」とX(旧ツイッター)で糾弾した。
「どれだけヤバいコンプライアンス意識を持っているかを露呈」
故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、外部専門家による再発防止特別チームの提言を受け、ジャニーズ事務所はこの日、都内で会見を開いた。
会見の中で記者から、「3月にBBCの報道が出てからの約半年間、現役の所属タレントとはどういう風にコミュニケーションを取って来たのか」「喜多川氏の性加害について会社としての責任をどういう風に説明したのか」との質問について、藤島氏はこう回答した。
「これは身内のことですので皆様に誤解がないようにお伝えしたいと思いますが、この報道でタレントも被害者ではないかと言われたり、お仕事上で色々なやりづらさはあったと思いますので、その部分で、とにかく何でもいいから私に言ってくれと。そう言いながらも私が体調を崩していることを何となくみんなが知っているもので、逆に私の体調を気にしてくれたりもしていましたが、家に来てくれる子がいたり、一緒にご飯を食べて色々話をしたりというのを、本当に毎日のように繰り返して、この件についても、むしろこの件を一切話さず全然違う話をしたりっていうのを、この半年は私にとっては非常にタレントの皆さんが力になってくれることも多かったです」
この発言について松崎さんは「女性社長の『自宅』に、若い男性所属タレントが個人的に来ることを『美談』として語ってる時点で、どれだけヤバいコンプライアンス意識を持っているかを露呈してしまってる」と指摘。続けて、「『会社としての責任をどのように所属タレントに説明したのか』という質問なのに、質問に答えてないばかりか、女性社長の自宅に若い男性所属タレントが見舞いに来てくれて嬉しかった、とコンプライアンス的に完全アウトな事象を『美談』として語ってる。ヤバすぎる」と糾弾している。