故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は2023年9月7日、東京都内のホテルで会見を開いた。
辞任した藤島ジュリー景子社長(57)さんの後任である東山紀之氏(56)をめぐっては、未成年のジャニーズジュニア(Jr.)たちにセクハラやパワハラをはたらいていたなどと伝えられていたが、「してないです」と繰り返し否定した。
強い口調で「してません」
会見には、藤島ジュリー景子前社長、会見で新社長に就任すると発表された少年隊の東山紀之氏、元V6の井ノ原快彦氏、顧問弁護士の木目田裕氏の4人が登壇した。
再発防止特別チームの29日の会見では、1970年代前半から2010年代半ばにかけ、ジャニー氏が複数のJr.に対して性加害を繰り返していた事実が認められたなどとしていた。
東山氏自身は性加害を受けたことはなく、噂程度で聞いていたと振り返る。しかしジャニー氏を「信じていた」とし、被害を把握していなかったとしている。
記者からは、東山氏が性加害に加担した事実はあるかも質問された。2005年刊行の書籍『Smapへ-そして、すべてのジャニーズタレントへ』では、東山氏のハラスメントが指摘されていた。
東山氏は「僕が性加害をしたという?」「ジュニアにですよね?」と確認し、次のように述べた。
「僕がしたことはないです」
記者席からは「メディアでも報じられている」といった声が飛び交った。
東山新代表は、身体をやや前のめりに起こし、記者の声を遮るようにいらだった声色で「してません」と早口に2回繰り返した。