菓子メーカーのシャトレーゼ(山梨県甲府市)は2023年9月7日、店舗で冷凍販売しているスイーツ「濃厚ショコラテリーヌ」の一部で、同社の子会社が賞味期限の書き換えを行なっていたことが発覚したと公式サイトで謝罪した。公的機関の検査結果では、同商品の品質および安全性に問題はないとしている。
「対象商品の品質および安全性に問題が無いことを確認しております」
発表によると、同社の子会社・菜花堂(岩手県一関市)が「濃厚ショコラテリーヌ」4344個の賞味期限の書き換えを行った。この事態を受け、シャトレーゼは「お客様には多大なご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
一部店舗を除く780店舗と同社オンラインショップで販売されており、対象となるのは(1)2023年9月6日(2)2023年9月12日(3)2023年9月23日(4)2023年10月3日(5)2023年10月31日(6)2023年11月14日――の賞味期限が書かれたものだ。
「公的機関の検査結果より、対象商品の品質および安全性に問題が無いことを確認しております」と続ける同社は、健康被害などの申し出はないとしつつも、自主回収すると報告した。
店舗から既に撤去されているが、購入者の手元に商品がある場合、「お客様相談室」(電話0120-00-5152 受付時間9:00~17:00)まで連絡するように伝えている。
今回の事態を受けて、「シャトレーゼ店舗で販売する全商品の製造拠点において点検を行い、品質および安全性に問題が無いことを確認しております」とし、次のように方針を示した。
「この事態を厳粛に受け止め、製造子会社における管理体制の見直しを図るとともに、弊社グループ会社全体において社員コンプライアンス教育を徹底して信用の回復に努めて参る所存でございます」