初代プリウス、無料点検・修理サービス終了へ 発売から20年以上...トヨタ広報認める

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   トヨタ自動車が2024年3月31日をもって、ハイブリッドカー(HV)「初代プリウス」の前期型を対象にしたバッテリーの無料点検・修理サービスを終了すると分かった。

   案内が届いたとの情報がX(ツイッター)で拡散されており、広報が取材に事実だと認めた。発表を受けて、「こんなに長い期間、無償で交換していたなんてびっくり」「すげぇなトヨタ」といった声も出ている。

  • 初代プリウス(リリースより)
    初代プリウス(リリースより)
  • サービス終了を伝える文書(提供:Xユーザー@akamachuさん)
    サービス終了を伝える文書(提供:Xユーザー@akamachuさん)
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    サービス終了を伝える文書(提供:Xユーザー@akamachuさん)
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  • 初代プリウス(リリースより)
  • サービス終了を伝える文書(提供:Xユーザー@akamachuさん)
  • サービス終了を伝える文書(提供:Xユーザー@akamachuさん)
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「部品供給の継続が困難になったため」

   公式サイトによると、初代プリウスは1997年に発売され、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走行する「ハイブリッドシステムを採用した世界初の量産車」だ。2000年5月にマイナーチェンジしたのち2003年夏で生産終了し、2代目が登場した。

   トヨタ自動車は初代前期型に関して「ご愛用車のサービスキャンペーン(無料修理)終了のご案内」を郵送し、下記のように伝えた。

「これまで、最寄りの取扱い販売店にてHVバッテリの無料点検を実施いただいておりましたが、生産終了から20年以上が経過し、部品供給の継続が困難になったため、令和6年3月31日をもって『サービスキャンペーン※の修理(無料)』」を終了させていただきたく、深くお詫びいたしますとともに、下記のとおりお知らせ申し上げます。

※サービスキャンペーンとは、商品品質改善等の観点からメーカーが必要と判断した場合に、その旨を国土交通省に通知して、お客様にご連絡し、点検・修理するものです」

   サービス内容は、充電状態を点検し、充電容量の差が大きい場合は均等に充電したバッテリと交換するというもの。下記のように説明されている。

「HVバッテリにおいて、長時間使用されない場合や、急激な加減速を繰り返すような走行を続けると、バッテリの各セルの充電容量の差が大きくなり、出力制限警告灯などが点灯し易くなるおそれがあります」

   この文書はXで拡散され、「ついに終わるか」「むしろこんなに長い期間、無償で交換していたなんてびっくりです」「すげぇなトヨタ。HV普及のためにそこまで腹括ってたんやね」といった声が上がっている。

   トヨタ自動車・広報は23年9月6日、案内は8月末から送付しているとJ-CASTニュースの取材に答えた。取材回答時点で、サービス対象になるのは約1400台だと明かす。

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