「2段階組閣」予想する人も
さらに、仮に連立入りした際の入閣についても「いろんな噂が飛び交っています」。その例として、一度は自公の議員だけで組閣して、のちに国民のメンバーと入れ替われる「2段階組閣」を予想する人もいる、とした。国民の玉木雄一郎代表は、連立入りの条件として、ある程度の政策の一致と選挙区調整を挙げている。泉氏は、仮に選挙区調整の話がまとまって、野党として議席を得ていた議員が入閣した場合、「もうその選挙区の政治家が与党の政治家になっちゃうわけですよね」と指摘。そういった事態が起きた際は、
「野党としては、その選挙区に、ちゃんと候補者を立てて国民の選択肢を作る」
と話した。
近く予想されている内閣改造の顔ぶれにも言及した。いわく、「多分河野さん、農水大臣、ここは変えるでしょうね。それは変えなきゃいかんでしょうね~。それを変えなかったら、何のための内閣改造なんだ、って話になるでしょうね」。批判を受けた閣僚は交代するとの見方だ。
岸田内閣で女性閣僚は永岡桂子・文部科学相と高市早苗・経済安全保障担当相の2人のみ。女性を増やすとの見方もあるが、
「ただ人を変えただけとか1名増やしただけ、ということであれば、あまり本気度なし、ということになるんでしょうね」
とみている。
一方、岡田克也幹事長は9月6日の記者会見で、
「政党にとっては与党入りして連立を組むのか、野党という立場で通していくのか、というのは、それは党のまさしく根幹に関わる話。何か非常に軽く言っているような、そんな印象を受ける」
と発言。連立入りの条件について発言が出ること自体を問題視した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)