4連敗で借金23、迫る最下位転落... 高津ヤクルトはなぜここまで弱くなってしまったのか

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   王者の面影がない。ヤクルトが2023年9月5日の巨人戦(神宮)で3-4と競り負けて4連敗。3年ぶりのシーズン負け越しが決まった。

  • 村上宗隆(写真:CTK Photo/アフロ)
    村上宗隆(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 村上宗隆(写真:CTK Photo/アフロ)

「投打でミスが多いのが気になります」

   ミスを連発して自滅した。1点リードの8回無死一塁で、打球処理した三塁・村上宗隆が一塁に悪送球。勝負所の失策でピンチが広がり、犠飛で同点に追い付かれた。

   さらに、同点の9回1死一塁で石山泰稚のけん制悪送球をきっかけに、決勝点を献上。先発のサイスニードが6回2失点と踏ん張り、打撃でも来日初アーチとなる2ランを放つなど奮闘したが白星をつけられなかった。

   借金は今季ワーストの23。最下位・中日に1.5ゲーム差とひっくり返されても不思議ではない戦いぶりだ。

   スポーツ紙記者は、

「投打でミスが多いのが気になります。21、22年とリーグ連覇を飾りましたが、絶対的な強さがあったわけではない。強力打線と高津臣吾監督が救援陣を整備したことで総合力がグッと上がりましたが、先発陣のコマ不足が解消されたわけではない。リーグ連覇ができすぎだったと思います。昨年は村上が神がかった活躍を見せましたが今年は好不調の波が激しく、山田哲人も精彩を欠いている。下位に低迷していることに驚きはないですね。上昇気流に乗る兆しが見られないので、最下位に転落する恐れがあります」

と指摘する。

   目標だったリーグ3連覇どころか、CS進出も絶望的な状況に追い込まれたが、戦いはまだ続く。セリーグを盛り上げるためにも、意地を見せてほしい。(中町顕吾)

姉妹サイト