日本には営業所だけが置かれ、法的なことは関わらず
NURO光を運営するソニーネットワークコミュニケーションズの広報課は9月5日、J-CASTニュースの取材に対し、「社内にて対応を進めております。該当の広告は8月28日より配信を行い、9月4日16:00時点で停止しました。お相手さまがあることですので、これ以上の回答は差し控えさせていただきます」とだけ答えた。
イラストレーターの同じ作品は、Shutterstockの系列サイト「Bigstock」でも、そのままの形で9月5日20時現在も販売されている。そこでは、長い紫色の髪をした可愛いアニメ少女だと英語で紹介されていた。
Shutterstockにもまだ自作を使った素材があるとして、イラストレーターは、証拠をそろえたうえで、著作権違反の連絡をすることを明らかにした。
Shutterstockをめぐっては、19年2月に、日本のフリー画像素材サイト「ぱくたそ」が画像を勝手に販売されたと訴え、100枚以上が被害にあったと訴えるなど、トラブルの報道が過去にもあった。
Shutterstockの日本語サポートは5日、取材に対し、米国本社がコンタクトの窓口になっており、法的なことには関わっていないと説明した。日本には、数人が在籍する営業所だけが置かれ、日本語サポートは、シンガポールや米ニューヨークにいるといい、カード決済などの問い合わせを受けているとした。
J-CASTニュースでは、米国本社のプレス窓口にメールで取材依頼しており、回答が来次第、追って伝える。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)