「八村塁がいなくても日本は3勝」 バスケW杯結果に中国メディア嘆き...自国は1勝「寂しく暗い」

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   中国メディア「捜狐」(WEB版)は2023年9月4日、FIBAバスケットボール・ワールドカップ(W杯)の特集記事を公開し、日本と中国の実力差、戦略を分析した。

   中国は1次ラウンドでセルビア、プエルトリコ、南スーダンのB組に属し3戦全敗で最下位となった。17~32位の順位決定ラウンドでは、初戦のアンゴラ戦を83-76で今大会初勝利。2戦目のフィリピン戦は96-75で落とし、通算1勝4敗で順位決定ラウンドM組最下位に終わった。

  • 八村選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    八村選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 八村選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「悪夢のようなW杯が終わり選手もファンもホッとした」

   一方の日本は1次ラウンド2戦目にフィンランドと対戦し98-88で勝利。1勝2敗で順位決定ラウンドに回るも、初戦のベネズエラ戦を86-77で勝利し、2戦目のカーボ・ベルデ戦は80-71で勝利。通算3勝2敗とし、アジア勢最上位に与えられる24年パリ五輪出場権を獲得した。

   「捜狐」は「悪夢のようなW杯が終わり選手もファンもホッとしたのではないだろうか」と皮肉交じりに記し、「テレビ画面前の観客のため息が沈黙に変わった時、まさに中国代表にとって最も暗い瞬間だった」と指摘した。

   中国はかつて揺るぎないアジアの覇者として君臨したが、W杯でのパフォーマンスは「祭壇から降りた」だけではなく、「花が散って水が流れた」とも言えると解説。特に日本や他のチームの素晴らしいパフォーマンスと比べると「さらに寂しく暗いものがある」とし、競技スポーツは「栄枯盛衰」で進まなければ後退し、栄光は過去、油断すると現実はすでに傷だらけであると解説した。

   同メディアは、日本とフィリピンはNBAの主力級選手が出場しており、中国もNBAのリー・カイアー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が出場したが見劣りするとした。さらに日本はNBAプレイヤーの八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)が出場しなくても3勝を挙げパリ五輪の出場権を獲得したと説明した。

   日本はNBAに所属する渡邊雄太(フェニックス・サンズ)、フィリピンはジョーダン・クラークソン(ユタ・ジャズ)が出場した。

   記事では中国代表サーシャ・ジョルジェビッチ監督の戦術に言及。「明確で適用可能な戦術体系が欠如していた」「全体的な混乱より必然的に個人の技術の発揮が制限された」とした。試合後に「私はチームの責任者だ」と述べたジョルジェビッチ監督のパフォーマンスを判定すると「それは恐ろしいとしか言いようがない」と厳しい論調で評した。

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