「これ以上選手壊さないで」阪神近本の死球騒動、ヤクルトにSNS怒り 「故意ではないが...」高津監督に識者も指摘

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   スタンドから怒号が飛び交う。阪神が首位固めで快勝の試合に後味の悪さが残った。2023年9月3日のヤクルト戦(神宮)で、近本光司が9回に右脇腹に死球を受けて途中交代。岡田彰布監督は試合後、厳しい表情でヤクルトベンチの一塁側を見つめていた。

  • ヤクルトの本拠地、神宮球場
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「岡田監督が神経質になるのは当然だと思います」

   6点リードの9回にアクシデントが起きた。左腕・山本大貴の2球目の直球が近本の右脇腹を直撃。近本は打席でうずくまり、阪神ベンチからトレーナーが飛び出した。岡田監督は心配そうな表情で近本を見つめると、代走・小野寺暖を告げた。

   阪神とヤクルトは死球で因縁がある。8月13日の対戦で梅野隆太郎が今野龍太から左手首付近に死球を受けて負傷。その後病院で診断を受けた結果、左尺骨骨折と判明して今季絶望となっていた。今回はリードオフマンの近本が死球を受ける事態に。右脇腹は7月2日の巨人戦(東京ドーム)でも死球を受けた箇所のため、ケガが大事に至らないことを願うばかりだ。

   ヤクルトの与死球数は12球団トップの58。SNS上では「これ以上、選手壊さないで」「主力選手に対しての死球がヤクルト多すぎる」など批判の声が殺到する事態になっている。スポーツ紙デスクは、「もちろん故意ではないが、主力選手が死球による負傷交代で離脱となれば大きな痛手になる。岡田監督が神経質になるのは当然だと思います。今回は死球の時や試合終了のタイミングで高津臣吾監督が岡田監督に謝罪する意思を示していれば、印象が変わっていたのでは」と指摘する。

   打者を抑えるために内角攻めは必要だが、投球技術が伴わなければ、打者は大ケガにつながる危険があることを忘れてはいけない。(中町顕吾)

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