なぜ「初音ミク」はネギを手にしたのか? 振り続けて16年、考案したボカロPがいま語る

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初音ミクにネギを持たせた人なのに・・・

   このように初音ミクとネギは切っても切れない関係となったが、Otomaniaさん自身は「生のネギ類が大の苦手」だと述べる。

「『ミクにネギを持たせた人なのに!?』とよくツッコまれます。あ、でもカレーや牛丼など熱を通したものは割りと好きです。むしろ焦がしネギは好物なので、麻婆豆腐やチャーハンなどそれらをふんだんに使った料理をよく作ります」

   Otomaniaさんは小学生のころに声楽を習い、中学生で吹奏楽、高校生でバンドに励みギターやベースを用いた音楽活動を始めたという。

「『初音ミクという面白いものを沢山の人に伝えたい』という気持ちが事の始まりでした。後は皆さんご存知の通りです」

   初音ミクに出会ってからは、セガ「初音ミク -Project DIVA-」の楽曲収録や音楽媒体やイベントなどに携わり、ソーシャルゲームなどのコラボイベントでの楽曲提供などに取り組んだ。ベーシストとしてライブ活動も行っている。

   初音ミクとネギのイメージや、「はちゅねミク」が広まったことについて16年たった現在、どのように受けとめているのか尋ねた。

「『◯◯したい』という願望って、ひとつの『夢』だと思うんです。
自分の思い付きが、文化の歴史に刻まれるほど世界中に知れ渡る。
これほど大きな『夢』が叶った心境を想像してみて下さい。
多分、俺が今感じている心境がそれです」

    (J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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