なぜ「初音ミク」はネギを手にしたのか? 振り続けて16年、考案したボカロPがいま語る

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「この子にネギ振り回させたらもっと面白そう」

   Otomaniaさんが初音ミクによる「Ievan Polkka」の歌唱部分を、イラスト活動を行っているたまごさんに送ると、非常に好評だったという。しばらくすると、たまごさんから楽曲に合わせた脱力感のある、初音ミクをデフォルメしたイラストが送られてきた。

「それを見た自分も大ウケし、『この子にネギ振り回させたらもっと面白そう』という考えに至りました」

    「Ievan Polkka」は公開から16年経った現在までに、600万回以上再生されている。たまごさんの描いた初音ミクも人気を博した。このような大きな反響を受けてOtomaniaさんは、たまごさんと話し合いのうえで、この初音ミクを「はちゅねミク」と命名したと、2006年9月11日に公開したブログで明かしている。

   「はちゅねミク」は、初音ミク同様に多数のメディアに進出した。はちゅねミクを題材としたマンガがKADOKAWAから発売されたほか、ゲームに登場したりグッズが発売されたりしている。また本家の初音ミクにも、ネギを持っているイメージが定着した。

   先日発表された「ポケットモンスター」シリーズとのコラボイラストには、おなじみのポケモン「ピカチュウ」に加え、ネギを背負ったポケモン「カモネギ」も描かれている。イラストは初音ミクのキャラクターデザインを手掛けたKEIさんの書き下ろしだ。SNSでは驚く声が広がった。

「カモネギと初音ミク、そもそも本来ミクとネギは何も関係なかったのも含めて胡乱」
「ピカチュウよりデカいポジションにいるカモネギは後にも先にも初音ミクとのコラボのみだと思う」
「初音ミクとのコラボでプリンやメロエッタ使わずカモネギ使う時点で任天堂も大分ネットミームに毒されてるのでは?」
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