便器外に排泄、使用済みトイレ紙を流さずゴミ箱へ... 和式に外国人困惑?苦情多数の悲惨実態「みるみるあふれ返る」

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京都市では、ステッカーを掲示して注意喚起

   もっとも、駐車場のトイレでは、入り口に利用法を示した絵を掲示し、英語や中国語などで説明もしている。それでも、よく分からないのか、関西空港からツアーバスが来たときなどは、汚れていることが多いそうだ。

   外国人にマナーを訴えるのは限界があるため、かやぶきの里保存会では、管理者の南丹市に対し、洋式トイレに切り替えるよう要望している。市も、必要性を認めたというが、市内で洋式化の順番があり、着工は決まっていないという。

   かやぶきの里では、トイレが計4か所あるが、他の3か所は改修するなどして洋式になっている。保存会の中野会長は、「洋式化を待っていても、外国から観光客はたくさん来るので、何らかの方策を考えなければいけないと思っています」と取材に明かした。

   外国からの観光客が多い京都市でも、和式トイレについての問題が起きているようだ。

   市のまち美化推進課に9月1日に取材したところでは、すでに15年から、5年後に予定されていた東京五輪に備え、市内の公衆トイレに「トイレのつかいかた」と英語などでも案内したステッカーを掲示している。そこでは、便器の丸い部分に腰かける、ペーパーをゴミ箱に捨てることを描いた図に禁止マークを付け、レバーを押すと水が流れることなども図示している。

   市では、同時に、トイレのリニューアル事業を始め、現在は71か所ある市の循環型社会推進部所管のトイレのうち、撤去予定を除くすべてで19年に洋式化を達成した。民間の観光施設にも和式トイレがあるため、市では、そこでもステッカーが使えるように市のサイトにファイルを載せている。

   とはいえ、それぞれの国の習慣などがあり、洋式トイレについても、便器やペーパーなどの使い方を案内したステッカーを現在まで掲示している。洋式では、便座に足を乗せ、しゃがんで用を足すことを描いた図に禁止マークを付けた。他人が便座に座ったことを嫌う人などがいるためだ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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