「心がしんでいく」絶えないセクハラ患者、我慢強いられる看護師 病院の「日常」に共感集まる

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「まさかそんなはずはない」患者家族からも理解されず

   先述の「看護職等が受ける暴力・ハラスメントに対する実態調査と対応策検討に向けた研究」でも、次のような現場の声が寄せられている。

「本人は、セクハラだと分からないように触れてきており、注意しにくかった」
「利き手が使えず介助を要するが男性職員は限りがあり、注意をしても、セクハラと伝え ても、『わるいわるい』と笑って相手にしてくれないこと。悪いと思わない人に対する 対応に困る」
「患者のセクハラ言動、セクハラ行為について『まさかそんなはずはない』と家族からの 理解を得られなかった」

   ソファちゃんさんも「言える範囲」だと留意したうえで、「お尻が大きい」などの執拗な声掛けをされたり、ベッドから車いすなどに乗り換えさせる際に身体に触られたりする被害に遭ったことがあると明かす。男性が被害に遭うこともあり、患者から股間を触られたり、言葉で傷つけられたりしていると述べる。

   ソファちゃんさんはイラストを通じて、「そんなこともあるのね、と思っていただければなによりです」と述べる。また胸を触れられた看護師に落ち度があるとった、第三者が被害者を責めるようなコメントを送るなどの「セカンドレイプ(二次加害)」は控えてほしいと訴えた。

    患者やその家族らが職員に対して行う暴言・脅迫、暴力、セクシャルハラスメントなどの院内暴力については、日本看護協会の公式サイトでも、職員の心身に影響を与え、安全で質の高い医療や看護提供の妨げになっていると伝えられている。

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