ジャニーズ性加害「当事者」が指摘した「最も責任大きい」人物 「すべてを見てきた生き証人」

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   ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐって、ジャニーズ事務所が設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」が2023年8月29日、調査報告書を公表し、都内で会見を開いたことを受け、ジャニー氏から性加害を受けていたと訴えている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表・平本淳也さんが公式サイトで、副代表の石丸志門さんが自身のブログで、それぞれ胸中を明かした。

  • 平本淳也代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)
    平本淳也代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)
  • 石丸志門副代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)
    石丸志門副代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)
  • 平本淳也代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)
  • 石丸志門副代表(日本記者クラブのYouTubeチャンネルより)

「期待していた以上の調査結果」

   「当事者の会」はジャニーズ事務所にかつて所属し、ジャニー氏による性加害を受けたと告発した有志により6月26日に創設された。

   平本さんは

「率直に申し上げますと、期待していた以上の調査結果であり、書面の内容も会見の言葉にも迷いがなく提言されたことに少しばかりか驚きもありましたが、同時に当会としては『この結果は』当然の如くであるとも感じました」

と綴る。

   性加害の認定について「私たちの悲痛なる告白がそのまま反映されたものだと素直に受け止められます」という。

「証明や証拠がない状況下において非常に難しい判断であったと思われますが、これを疑うことなく『被害者に寄り添った』感覚的な印象では、実際にヒアリングを受けた私たちにとっては有難くも感じられます」

   平本さんは、ジャニー氏の性加害を姉の故・メリー喜多川氏は認識しており、姪の藤島ジュリー景子社長と白波瀬傑副社長は認識できる環境にいながら放置していたとして、性加害への加担と隠蔽の責任も追及され得ると指摘する。当事者の会が掲げていた解明すべき問題として、踏み込んだ意図が見られたことも思いを汲み取ってもらえたと感じたという。

   しかし、責任の所在については、疑念が残るとした。

「代表取締役であるジュリー氏には辞任をすべきとし、そして同じ代表取締役の肩書をもつ白波瀬氏においては触れられていない、または提言として求めていないことは不可解に感じるところです。すべてを知り尽くしている白波瀬氏の責任は最も大きいと私たちは認識しています」
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