辞めジャニ起用で「出禁的待遇」受けた 映画Pが35年の時を経て告白...メリー喜多川氏の「圧力術」も

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   映画プロデューサーの奥山和由氏が2023年8月29日、X(旧ツイッター)で、35年前にジャニーズ事務所を辞めたばかりの俳優・本木雅弘さんをキャスティングして以来、ジャニーズ事務所から「出禁的待遇」を受けたと明かした。

  • ジャニーズ事務所公式サイトより
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「メリー喜多川さんより『よく考えて』と」

   奥山氏は、ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題について「外部専門家による再発防止特別チーム」が記者会見を開いた件を受け、「ジャニーズの件、外圧で初めて正義の御旗を掲げる人が多いが、SMAPのあの異常なお詫び会見はなぜスルーだったのか。素朴に疑問。そっちの問題とは違うが、、やっぱり今思い出しても異常だった。大林宣彦監督も言っていた。『日本の自己制御装置は壊れているのか。そこが戦前と酷似している。』」と言及。

   続けて、「35年前の話」とした上で、「『226』 ジャニーズをやめたばかりの本木雅弘をキャスティング。メリー喜多川さんより『よく考えて』と。『ダメならハッキリそう言ってください』と返事。『ダメとは言わない、もう一度よく考えて』と。熟考して魅力を感じての配役、本木で決行。あれ以来ジャニーズ事務所、出禁的待遇」と明かした。

   「226」は奥山氏がプロデューサーを務めた映画で、本木さんは二・二六事件を決起した青年将校の一人・河野寿を演じた。メリー氏はジャニー氏の実姉で、今回提出された「報告書」の中では、メリー氏が「何らの対策も取らずに放置と隠蔽に終始したこと」がジャニー氏による性被害の拡大を招いた「最大の要因である」と認定されている。

   奥山氏は更に、「あったことをなかったことにする。それを今の日本では簡単にやってしまう。そして不都合な人間を抹殺する。いなかったことにすらしたがる。海外の映画で凄いと思うのは、あったことは決してなかったことにはせず、冷静に分析し、なぜそうなったかを掘り下げる。そこに人間の進化を観ることが出来る」と投稿した。

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