ジャニーズ特別チーム会見は「24時間テレビの前にやるべきだった」松尾潔氏が持論 「誤解を恐れずにあえて言いますが...」山下達郎にも言及

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   音楽プロデューサーの松尾潔氏が2023年8月29日、ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題で外部専門家による再発防止特別チームが記者会見を開いたことについて、「24時間テレビの前にやるべきだったよなぁとつくづく」と見解をX(ツイッター)に投稿した。

  • 藤島ジュリーK社長(ジャニーズ事務所公式サイトより)
    藤島ジュリーK社長(ジャニーズ事務所公式サイトより)
  • ジャニーズ事務所公式サイトより
    ジャニーズ事務所公式サイトより
  • 藤島ジュリーK社長(ジャニーズ事務所公式サイトより)
  • ジャニーズ事務所公式サイトより

「この記者会見は24時間テレビの前にやるべきだったよなぁとつくづく。『憶測』を最大限に排除したいならね」

   再発防止特別チームの29日の会見では、1970年代前半から2010年代半ばにかけ、複数のジャニーズJr.に対して性加害を繰り返していた事実が認められたなどとしていた。

   松尾氏は29日、故ジャニー喜多川氏による性加害について「再発防止特別チームが事務所からの独立性をスマートにアピールするためには、この記者会見は24時間テレビの前にやるべきだったよなぁとつくづく。『憶測』を最大限に排除したいならね」とした。

   チャリティー特番の「24時間テレビ」(日本テレビ系)は26日から27日にかけて放送され、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「なにわ男子」がメインパーソナリティーを務めていた。

   続く投稿では、「ともあれ、再発防止特別チームも時効に関わらない補償まで提言したわけです。前進でしょう」と評価し、「事務所はもちろん、『憶測』を理由に擁護してきた人たちも、今こそ子どもの人権や社会正義について考える好機にしましょうよ。変わるのも、改めるのも、恥ずかしいことじゃない」と訴えた。

「会見内容に胸を痛めておられると思いますし、お考えを改めて正式に声明をお出しになるはず」

   松尾氏をめぐっては7月1日、所属していた「スマイルカンパニー」とのマネージメント契約が終了となったことを報告し「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」と投稿。

   スマイルカンパニー側も5日付で松尾氏との業務委託契約の終了について報告し、「今回の契約解除は、松尾氏によるこれまでの社内外での言動等に鑑み、弊社代表である私自身の判断により、松尾氏との協議の上、合意により終了することとなったものです」などと反論する声明を公開し、波紋を広げていた。

   本騒動をめぐっては山下さんがラジオ番組で「松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません」などと説明し、ジャニー氏への尊敬と感謝の念を語っていた。

   こうした経緯から、松尾氏は「再発防止特別チームの会見を受けて、山下達郎・竹内まりやご夫妻を責めたてる旨をぼくに訴えてくる方が多くて困惑しています」とした。

   山下さんがパーソナリティをつとめるラジオ番組「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)で何がしかの説明があるのではないかとして、「きっとおふたりとも会見内容に胸を痛めておられると思いますし、お考えを改めて正式に声明をお出しになるはずです。それまでは非難を控えて来週のサンソンを待ちませんか」とした。

   続く投稿では、「誤解を恐れずにあえて言いますが、山下達郎・竹内まりやご夫妻がお考えを改める旨を表明したら、先月以来おふたりの音楽から遠ざかっている長年のファンのみなさんも、どうか彼らを再び迎え入れて欲しいのです。音楽が備えている自由の精神とは、本来そういうものでしょう?」と呼びかけている。

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