ロッテは「投手王国」構築するのか 2位奮闘で吉井理人監督の手腕に期待...「長期政権の可能性」も

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   オリックスがパ・リーグ首位を独走し、リーグ3連覇が見えてきた。山本由伸、宮城大弥、山下舜平大、山崎福也、東晃平と強力先発陣を擁し、2023年8月27日の試合終了時点で2つの引き分けを挟んで8連勝中。貯金を今季最多の28に増やし、このまま突っ走りそうな雰囲気が漂う。

  • 吉井理人監督は2023年3月のWBCで投手コーチを務めた(写真:CTK Photo/アフロ)
    吉井理人監督は2023年3月のWBCで投手コーチを務めた(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 吉井理人監督は2023年3月のWBCで投手コーチを務めた(写真:CTK Photo/アフロ)

「吉井理人監督がチームをうまく立て直している」

   昨オフに近藤健介、有原航平、オスナ、ガンケル、嶺井博希を獲得するなどなど大型補強を敢行し、優勝候補と見られたソフトバンクは借金1と優勝争いから脱落。7月中旬に54年ぶりの12連敗を喫したのが大きな痛手だった。

   楽天、日本ハム、西武も借金生活で苦戦する中、戦前の下馬評を覆して健闘しているのが昨季は5位と低迷したロッテだ。首位のオリックスに10.5ゲーム差をつけられているが2位をキープ。貯金7を積み重ねている。

「今年も苦戦が予想されたが、吉井理人監督がチームをうまく立て直している。佐々木朗希が7月中旬に左内腹斜筋損傷で戦線離脱したことが響いて失速しているが、種市篤暉が自身初の2ケタ勝利をマークし、救援から先発に配置転換した西野勇士も復活した。中森俊介、菊地吏玖ら楽しみな若手が多いし、投手王国を構築できる予感がある。吉井監督は昨オフに複数年契約で監督に就任していますが、手腕を評価されて長期政権の可能性が十分にあります」(スポーツ紙デスク)

   打線を見ると、打率はポランコの.251がチームトップで、安田尚憲は.243、中村奨吾が.233、山口航輝が.227と状態が上がってこない。戦力的に決して恵まれているわけではない中で、オリックスに食らいつく戦いぶりは十分に評価できるだろう。吉井監督が今後チームをどのように進化させていくか楽しみだ。(中町顕吾)

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