インターハイでは、「教育活動の一環」で酒の販売はなく
7月22日から8月21日まで北海道をメインに開催されたインターハイ(全国高校総体)について、主催者の全国高校体育連盟(全国高体連)は25日、取材に対し、会場で酒が販売されたことはないと答えた。その理由として、「教育活動の一環としての部活動であり、その成果の発表の場がインターハイであるため」だと説明した。
酒の持ち込みについては、特に規定していないとしたが、「視察等において観客席での飲酒は確認したことはない。加えて、各競技実行委員会からそれについての報告もない」と答えた。今後も同様の方針でインターハイを開催していくとしている。インターハイは、読売新聞社が共催している。
なお、インターハイは、夏の甲子園とほぼ同じ時期に開催しており、競技種目に野球はない。日本高野連は、全国高体連に所属しておらず、日本学生野球協会に所属している。
野球とともに人気のあるサッカーは、インターハイの競技種目になっているほか、22年12月28日から23日1月9日に開催された全国高校サッカー選手権大会では、公式サイトによると、缶やビンのほか、酒の持ち込みも禁止された。酒に酔って入場したり、試合運営や他人の行為を阻害したりする行為も禁止されている。
国立競技場で行われた準決勝と決勝では、「会場におけるアルコールの販売は行いません。またアルコールの持ち込みも禁止します」と明記されていた。この大会は、日本サッカー協会と民間放送43社が主催し、全国高体連も共催している。
(追記:2023年8月30日11時30分)記事公開後に朝日新聞社から連絡があり、コメント部分に「球場からの要望で」を加筆しました。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)