電車での「露出コーデ」批判された藤川らるむ、900字超の徹底反論 「私たちは何も悪いことをしていない」DJ SODAにも共感

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   露出度の高い服装で電車に乗り議論を呼んだモデルの藤川らるむさん(20)が、DJ SODAさんの性被害問題に寄せられた二次加害(セカンドレイプ)に対して「露出してる=触られたいor犯罪にあっても当たり前って思考回路どうなってるの?」とツイッター(現・X)で言及した。

   J-CASTニュースは、藤川さんに投稿の真意を尋ねた。

  • 藤川らるむさんのインスタグラム(@ralumu_00)より
    藤川らるむさんのインスタグラム(@ralumu_00)より
  • 被害を受けた場面。DJ SODAさんのインスタグラム(deejaysoda)より
    被害を受けた場面。DJ SODAさんのインスタグラム(deejaysoda)より
  • 藤川らるむさんのインスタグラム(@ralumu_00)より
  • 被害を受けた場面。DJ SODAさんのインスタグラム(deejaysoda)より

「私に非がある訳ではない」

   藤川さんは2023年8月12~13日の投稿で、「この服でも私は電車に乗るタイプです」と電車中で撮影したデコルテや腰回りが露出したワンピース姿を公開し、犯罪防止の観点から問題だと指摘されていた。藤川さんは「私がどんな服着てても、そんな服着てる方が悪いって風潮いつになったら終わるの?笑」と訴えていた。

   ほぼ同じタイミングで、DJ SODAさんが音楽フェスでの性被害を告発している。DJ SODAさんのツイッターには心配の声が多く寄せられたが、「露出が多いから痴漢される」「そんなに近づいたら触れるのは当たり前」といった二次加害をするコメントが少なくなかった(詳報:DJ SODAさんに「露出する方が悪い」...二次加害はなぜ起きるのか 識者は「レイプ神話」蔓延に警鐘)。

   DJ SODAさんは14日、「私は自分が着たい服を着る自由があるし、誰も服装で人を判断できない。私の体は自分のものであって、他人のものじゃない」と表明し、藤川さんはこの投稿に「マジでコレすぎる」と引用リツイートで共感を示した。

   藤川さんは続くツイートで

「露出してる=触られたいor犯罪にあっても当たり前って思考回路どうなってるの?おじさんだろうがイケメンだろうが露出してるから触りたい!!なって思ったことないししません。大半の女の子がそうだと思うし、当たり前にそうやってリプしてくる人全員犯罪者予備軍だと思ってます 私は女の子の味方なので私たちが犯罪者予備軍の為に"好きな服"を変える必要はありません」

と主張していた。

   藤川さんに24日、DJ SODAさんに寄せられた二次加害についての見解を尋ねると、自身が「露出しているから触られても当然」「そんなに近づいたら触れるのは当たり前」と言われることは今回が初めてではないと話す。

「昔から何度も言われたことなのでぶっちゃけ言われ慣れていますし、聞き飽きました。初めて言われた時どう思ったのかも覚えていないくらいですね。ただ今私が思うのは、それ(露出など)が原因ではないし私に非がある訳ではないということです」
「言いたいことも分かるし意味も理解できますよ。『自己防衛のために服を着ろ』と。(ただ)実際露出の多い服よりも地味で抵抗しなさそうな人が狙われるんですよね。実際私も学生時代スッピンでジャージのほうが痴漢に会いました。なのでわたしにとってこの露出の多い服は自己防衛でもあり、自分を強くするための戦闘服のようなものです」

と話す。

「露出しているのが悪いという固定概念をとっぱらって私たちは若い女の子を守るべきでもあり、日本を変えていくべきだと思います」

   藤川さんは、性犯罪者はか弱そうな女性を狙うというのを身をもって実感し、「女性ならこの気持ちがわかると思います」と強調した。

「多分男性はこのことを理解してないから露出しているのが悪いという考えになるのだなと私は思います。なので性被害について女性と男性の間にギャップが生まれるのだなと思いました」

   痴漢などの性被害に対しては、「そんな(男性の性欲を煽るような)恰好をしているから」といったように落ち度のない被害者を責める風潮がある。また「犯罪にあってからでは遅い」と女性の服装を制限するような意見もある。14日、日本を「痴漢大国」と投稿していた藤川さんにこうした日本の風潮を尋ねると、次のように回答した。

「私たちが露出の多い服又は好きな服を着ることが落ち度だと言うのは間違っています。『それを見て興奮する』だとか、『男だから仕方ない』だとか私たちは動物である以前に人間なのでは?と思います。そして、私は何度か痴漢にあった時に声を上げても周りが助けてくれないことが何度もあったんですね。凄くショックでしたし、勇気を出しても意味が無いんだと思いました」
「私はその考え、または今の日本の風潮を変えるべきだと考えています。実際被害に合った女の子たちが周りの大人たちに相談できて、それに対してサポートしたり助けてあげられるような日本に変えるべきでは無いですか?仕方ないの一言で片付けるのは大人としてどうでしょうか?」

   性犯罪に巻き込まれるのを恐れ、好きな格好ができない人には「好きな服を着て、自分の好きという気持ちは間違っていないと思えばいいです。それが事実ですから」とメッセージを送る。

「その自由を他人の意見で奪われるのは間違いです。そして自信を持つ、戦闘服のような服を纏い生きる、犯罪に巻き込まれたり、何かあった時に自分が悪いんだと思わずに周りに相談し、すぐ助けを求めること(が大切です)。なぜなら私たちは何も悪いことをしていないから。悪いのは犯罪者であり、露出しているのが悪いという固定概念をとっぱらって私たちは若い女の子を守るべきでもあり、日本を変えていくべきだと思います」
姉妹サイト