「露出しているのが悪いという固定概念をとっぱらって私たちは若い女の子を守るべきでもあり、日本を変えていくべきだと思います」
藤川さんは、性犯罪者はか弱そうな女性を狙うというのを身をもって実感し、「女性ならこの気持ちがわかると思います」と強調した。
「多分男性はこのことを理解してないから露出しているのが悪いという考えになるのだなと私は思います。なので性被害について女性と男性の間にギャップが生まれるのだなと思いました」
痴漢などの性被害に対しては、「そんな(男性の性欲を煽るような)恰好をしているから」といったように落ち度のない被害者を責める風潮がある。また「犯罪にあってからでは遅い」と女性の服装を制限するような意見もある。14日、日本を「痴漢大国」と投稿していた藤川さんにこうした日本の風潮を尋ねると、次のように回答した。
「私たちが露出の多い服又は好きな服を着ることが落ち度だと言うのは間違っています。『それを見て興奮する』だとか、『男だから仕方ない』だとか私たちは動物である以前に人間なのでは?と思います。そして、私は何度か痴漢にあった時に声を上げても周りが助けてくれないことが何度もあったんですね。凄くショックでしたし、勇気を出しても意味が無いんだと思いました」
「私はその考え、または今の日本の風潮を変えるべきだと考えています。実際被害に合った女の子たちが周りの大人たちに相談できて、それに対してサポートしたり助けてあげられるような日本に変えるべきでは無いですか?仕方ないの一言で片付けるのは大人としてどうでしょうか?」
性犯罪に巻き込まれるのを恐れ、好きな格好ができない人には「好きな服を着て、自分の好きという気持ちは間違っていないと思えばいいです。それが事実ですから」とメッセージを送る。
「その自由を他人の意見で奪われるのは間違いです。そして自信を持つ、戦闘服のような服を纏い生きる、犯罪に巻き込まれたり、何かあった時に自分が悪いんだと思わずに周りに相談し、すぐ助けを求めること(が大切です)。なぜなら私たちは何も悪いことをしていないから。悪いのは犯罪者であり、露出しているのが悪いという固定概念をとっぱらって私たちは若い女の子を守るべきでもあり、日本を変えていくべきだと思います」
この服でも私は電車に乗るタイプです。 pic.twitter.com/2KwNzoa3vn
— 藤川らるむ (@ralumu_00) August 12, 2023