慶応「肩組み横揺れ」応援、仙台育英OB苦言のワケ 「賛否両論あるとおもいますが...」高校野球の未来のため提言

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   全国高校野球選手権大会決勝・仙台育英対慶応戦で、肩を組んで横に揺れるなどした慶応の大応援が賛否両論を呼んでいる騒動について、仙台育英OB・田中一也氏が2023年8月25日、応援の仕方についてX(ツイッター)で再び提言を行った。

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「肩を組んで横に揺れて選手の視界が全体的に敵に見えるんではないか」

   物議を醸しているのは、23日に行われた決勝戦での慶応の応援時の振る舞いだ。今大会では、「観戦に関するお願い」として「ハイタッチや肩組み、座席の上に立つ行為、1か所に集まる行為、タオルを振り回す行為、旗・幟を掲げること、試合に関係ない示威行為、他の観客の迷惑となる行為は禁止」となっている。

   試合中、慶応側の観客は揃って肩を組み、横揺れしながら手を振り、歓声を上げるなどしていた。こうした「肩組み横揺れ」スタイルでの応援について、SNSでは「邪魔だった」「やりすぎではないか」などとする指摘が散見された。

   仙台育英OBの田中氏は24日未明から、本騒動に関してXで持論をつづっている。

   「てかタオル回し禁止になった理由わかる? 球場全体がタオル回しをして『球場全体が敵に見えた』」と16年夏の甲子園をきっかけに禁止となったタオル回しの自粛に触れ、「ん?今日の慶應義塾戦はどうだった? 明らかに仙台育英は球場全体がアウェイで敵に見えたんじゃないかな?」とした。

   「アルプスの応援団はいいと思う。けど、その他の指定席に座ってる方々の観戦のモラルというところも今後見直した方がいいんじゃないか?」とルールとマナーの見直しを訴えた。

   田中氏は、自身の主張について「アンチコメくるのわかってるよ」としつつも「でもあれだけ人数集めるのも凄いけどな。けど、タオル回しの禁止理由から見てみると、今回のも観戦方法を見直して欲しいよね」と複雑な胸中を吐露している。

   コロナ禍の影響で「私の代は声出し応援どころか甲子園もありませんでした」とするユーザーから応援の熱量が素晴らしかったとする反応が寄せられると、田中氏は「確かに声出し応援素晴らしいですよね! 一体感素晴らしかったと思いますよ!」とし、「でも私は声援のボリュームがうるさいとはいってないですよ。肩を組んで横に揺れて選手の視界が全体的に敵に見えるんではないかと言うことです。タオル振りと同じようなことだと思いますね」と主張。

   「今頃言っても遅すぎます」とする指摘には、「負けたからどうこうじゃなく、今後の野球観戦に対する提案ですね」と返信している。

   その後、投稿の主旨について「まったくチームを批判をしていませんし、今後の高校野球のために発信しただけです」とした。「何回も言いますが 俺は慶應義塾好きです!」とし「投手陣、守り、打撃全て勝者に相応しかった!」と決勝を制した慶応高校を称賛している。

   翌25日、田中氏は「高校野球ってプロ野球と違い、ホーム&ビジターって概念がなく、選手は平等にプレーするべきだとおもんうんだよね」と補足し、「賛否両論あるとおもいますが、発信して良かったと思ってます」としている。

「だって私自身も観戦してて前のお客さんが立っていたら見えなくて邪魔だなと思いますし」

   田中氏はその後、改めて騒動に関する持論をつづった。

   「肩揺れについてはアルプスで応援の方々が行っていることで 注意事項には他の観客の迷惑になる行為は禁止しますと書いてありす」(原文ママ・以下同)とルールを再確認し、「今後もアルプス意外にも中央指定席でも各チームを応援してる方々もいるでしょう。ですが、立ち上がっての応援は周りの観客に迷惑になるよので今後はアルプス限定となれば良いなと願う」と今後について考えた。

   試合中に注意喚起のアナウンスがあったことに触れ、「アナウンスでも内野指定での立ち上がっての応援はおやめくださいとアナウンスがあったみたいですしね」とした。

   「だって私自身も観戦してて前のお客さんが立っていたら見えなくて邪魔だなと思いますし」と率直な気持ちをつづっている。

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