2023年8月23日に行われた夏の全国高校野球で優勝した神奈川県代表の慶応に対し、早稲田大学が同日、「#夏の甲子園 優勝おめでとうございます」とX(旧ツイッター)で祝福したことが話題になっている。
慶応義塾大学は8月24日、J-CASTニュースの取材に対し、早大の祝福に感謝を示しつつ、「今後も引き続き、同志でもあり良きライバルとして連携したいと考えています」と答えた。
「良きライバルとして、お互いを共に高め合っていける」
23日の全国高校野球で、慶応は宮城県代表の仙台育英を8―2で下し、107年ぶりに2度目の優勝を果たした。慶応OBの櫻井翔さんや加山雄三さん、石原良純さんなどが祝福のコメントを寄せたと報じられる中、早大の祝福もSNSで注目を集めた。
早大の公式アカウントは同日、「#慶應義塾高校 #夏の甲子園 優勝おめでとうございます。優勝選手の活躍も期待される来春の #早慶戦 が今から楽しみでなりません」とXで祝った。
続けて「大会は #若き血 の凄まじい威力を拝見しましたが #神宮球場 では #紺碧の空 の破壊力もお見せしたいと思います。 #おーい慶應 #いつかは甲子園で早慶戦」と、慶応義塾広報室が運営する公式アカウント(@Keio_univ_PR)に届くような形でコメントした。
早大の祝福に対し、慶大教授の細谷雄一氏(国際政治学)は同日、「なんという寛大で、愛に溢れる言葉!」などと称賛。慶大教授の鶴岡路人氏(国際安全保障)も同日、「これは嬉しい。ライバルはこうありたい」と反応した。一般ユーザーからも褒め称える声が上がっている。
早大は24日、慶応の優勝や今後の意義込みについて以下のように取材に答えた。
「早稲田大学と慶應義塾は良きライバルとして、お互いを共に高め合っていける存在でありたいと思っております。今回のSNSは、純粋に優勝のお祝いのメッセ―ジとして慶應義塾宛にお送りしたものとなります。改めまして、慶應義塾高校の夏の甲子園全国制覇おめでとうございます」
今回の祝福を慶応大はどう受け止めたのか。同大は24日、「この度は温かいお祝いのお言葉をいただいたことに感謝しています。両校は日頃からSNSなどをはじめさまざまな分野で連携しています。今後も引き続き、同志でもあり良きライバルとして連携したいと考えています」と取材で述べた。
今後の意気込みについては「各部が朋友でありライバルの早稲田大学に全力で立ち向かうことと思います」とコメントしている。