本塁打&打点「2冠」岡本和真、今季「好調」の要因は? 元巨人コーチは「WBC効果」 指摘

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「技術的なものより打席での集中力が増している」

   橋上氏は「WBCに出場して調子を崩す人の共通点というのは、疲労もあるが燃え尽き症候群のようなものがある。岡本選手の場合、世界一となってチームに戻り周りを見渡した時、自分のやるべきこと、立ち位置が明確になったと思います。日本一というモチベーションがあったのでしょう。さらに序盤、坂本選手の調子が良くなくチームを離脱することもあったので『自分がやらなくてはいけない』という気持ちがプラスに作用したと思います」と分析した。

   そして「技術的なものより打席での集中力が増してきていると思います」とし、「打率が高くなる要因のひとつとしてフォアボールがある。岡本選手の場合、昨シーズンと比べて圧倒的にフォアボールが増えたわけではないが、気持ちの余裕や打席での集中力がみてとれる。しかも打率3割が見えている状況なので、昨年だったら3打席凡打して4打席目も集中しきれず無安打で終わるところが、1本打っておかなくてはいけないという気持ちが出てくる。1打席たりとも無駄にできないのでより集中して打席に立っている」と語った。

   今季は本塁打、打点のみならず出塁率と長打率を合わせたOPSでもリーグトップにいる。23日時点で1.002の数字を残し、なかでも長打率は突出しておりリーグ唯一の6割台(.614)を維持している。

   橋上氏は「打率に関しては厳しいかもしれないが、ホームランと打点のタイトルはかなりの確率で取れると思います。ここにきて巨人打線が上向いてきているので岡本選手にとって追い風になるでしょう。このままのペースでいけば40本はいくと思います」と語った。

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