投稿者「これからも家族でプリキュアを応援しています!」
円井さんは取材に対し、会場には円井さん親子以外にも、キュアウィングの衣装を探している親子がいたと話した。
「会場に入ってすぐから、ウィングのお手製の衣装を着ている女の子や男の子がちらほらいて、息子は目を輝かせていました。泣いている息子の様子を見て『ほらやっぱり、わたしも着たかった!』と後ろにいた女の子が大きな声で話していたのは聞こえました」
その後の息子の様子をこう明かした。
「『なんでウィングだけ変身できないの?』と何度か聞かれました。私も衣装が無いことを予想していなかったので何と答えたら良いかわからず、『人気だからみんなが着ちゃってて無かったのかな?』『キュアウィングはプニバード族だから特別枠なのかもしれない』などとお茶を濁すようなことしか言えませんでした。帰宅したら泣き疲れたのかすぐに寝てしまい、翌日以降は息子本人からプリキュアの話をすることが無く、本人なりに消化しようとしているのだと思います」
今回のことに関し、プリキュアに携わっている各社に感謝の気持ちを示しつつ、思いを述べた。
「素敵なプリキュアの世界観を、アニメーションからそれに付随する玩具、イベントまで現実に展開してくださっている東映アニメーションさんやバンダイさん、イベント運営さんにまずは感謝したいです。
息子がちょうどアニメに興味を持ち出した年齢で初の男子メインキャラであるキュアウィングが登場したことは世代的に本当に幸運なことだったと思います。息子のように『プリキュアのキラキラした世界観は好きだけど男の子が見たらおかしくないか?』と気にして興味がないそぶりをしてしまったり、社会の空気を読みすぎて自分の気持ちを無理やり男女二元論的に押し込めてしまう子がきっとたくさんいます。
キュアウィングはそんな子供に手を差し伸べてくれたヒーローだと思うので、どうか他のメインキャラと同じように変身衣装までの発売を検討していただきたいです。アニメを見て自分もプリキュアになりたいという気持ちになり、変身グッズや衣装を身につけたくなるという流れを自然に作られていると思うので、その導線が最後まで用意されないキャラクターがいるというだけでせっかくの希望を見失ってしまいかねないからです。これからも家族でプリキュアを応援しています!」