「恥知らずなセクハラ」「排除しないといけない」 スペイン連盟会長「キス」騒動、ファンが辞任求める

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   サッカー女子ワールドカップ(W杯)表彰式におけるスペインサッカー連盟ルイス・ルビアレス会長(45)の選手へのキス行為に対してSNSで批判が続出している。

   W杯決勝は2023年8月20日にオーストラリアで行われ、スペインがイングランドを1-0で破り優勝した。問題視されているのは決勝戦後に行われた表彰式でのシーンだ。スペイン代表選手をそれぞれ労ったルビアレス会長は、FWジェニファー・エルモソ(33)の頭を両手で抱え自らの唇に引き寄せキスをした。

  • エルモソ選手(写真:ロイター/アフロ)
    エルモソ選手(写真:ロイター/アフロ)
  • エルモソ選手(写真:ロイター/アフロ)

「スポーツ裁判所に訴えることを検討」

   キスの画像がSNSで拡散され、世界中のサッカーファンからインターネットで批判の声が上がり、地元スペインメディアはルビアレス会長のキス行為を批判的な論調で伝えた。

   スペイン有力紙「EL PAIS」(WEB版)は、「政府はルビアレスを窮地に追い込む:彼を解任するためにスポーツ裁判所に訴えることを検討している」とのタイトルで記事を公開した。

   同メディアは、エルモソへのキスはペドロ・サンチェス政権の旗印のひとつである男女平等に抵触していると主張し、スペインスポーツ上級評議会(CSD)の関係者は「スペインスポーツにひとつの歴史を刻んだ後、国際社会におけるスペインスポーツのイメージに不快感を与えた」と語ったという。

   ルビアレス会長は複数の地元メディアの取材に対してキス行為を謝罪したが、同メディアによると、サンチェス首相はルビアレス会長の行為を容認できないとし、「謝罪では不十分だと考える」との意向を示したという。

   ルビアレス会長への批判は高まる一方で、スペインサッカー連盟の公式インスタグラムにはスペイン語や英語などで辞任を求める声が多数寄せられている。

   8月21日にスペインのW杯優勝を祝福する内容の投稿に対して、「ルビアレスは排除されなければならない」「即刻辞めてください」などの声の他に、「目に余る恥知らずなセクハラ行為」「このようなキャラクターがスペインのサッカーを代表しているとは」「彼を排除しなければ国全体の道徳が地盤沈下する」との声も寄せられた。

   「EL PAIS」によると、スペインサッカー連盟は8月25日に臨時総会を開催し、ルビアレス会長の処遇などに関して話し合うという。

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