東武鉄道「駅員は、撮影を妨害しているつもりはないと思う」
「ホームから身を乗り出して撮影するファンの方がおられたので、駅員は、危ないので下がってほしいと注意喚起したと聞いています。それにもかかわらず、後ろに下がろうとせず、電車を撮ろうとしているので注意しました。注意されたことに怒られたようですが、駅員は、撮影を妨害しているつもりはないと思います。その対応には、問題がないと考えており、駅員の注意に従っていただけませんと、こちらとしても困ります」
一部ファンと駅員とのトラブルで、暴力行為やけが人の発生は聞いていないとした。
なお、駅員が持っていた赤い旗は、何かあったときに電車を止めるため、ホームに出るといつも手にしているという。ホーム先端のロープは、そのエリアに入ると危ないため張ったとしている。
17000系の試運転電車について、東京メトロの広報部は8月22日、社内の施設で定期検査を受けた後、回送運転して和光市駅を通過したと説明した。17000系は、2021年2月から営業運転を始め、有楽町線・副都心線から東武東上線にも乗り入れている。丸形のヘッドランプにブラウン色などのラインが入った車両が鉄道ファンに人気だ。
今回のトラブルについて、東京メトロとしても、次のようにコメントを出した。
「駅構内でご撮影される場合は、すべてのお客様が安全、安心に東京メトロをご利用いただけるよう、ルールやマナーを守り、安全や他のお客様に十分配慮していただくようお願いいたします。駅構内における撮影時のルールについては東京メトロHPでご案内しておりますが、ルールやマナーについて駅員や警備員等からお声がけした際には、その指示に従っていただくようお願いいたします。万が一、従っていただけない場合には、厳正に対応させていただく場合もございます。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)