楽天「かつてのスター」の去就は? 元主将が今季1軍8試合...「大幅減俸覚悟でFA権行使も」の声

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   借金6で4位に低迷する楽天。首位・オリックスと14.5ゲーム差に開き、3位・ソフトバンクを4.5ゲーム差で追いかける。残り36試合と少なくなっていることを考えると、逆転でのCS進出に向けて1つも落とせない。

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「銀次はファームの試合を見る限りバットが振れている」

   3年連続V逸が決定的となっている中、気になるのは「かつてのスター選手」たちの処遇だ。主力として活躍し、主将を務めた経験を持つ茂木栄五郎(29)は今季8試合出場で打率.083、0本塁打、1打点。 4月21日に登録抹消されると、1軍の舞台から4か月近く遠ざかっている。

   楽天が日本一に輝いた13年にレギュラーで活躍した銀次(35)も厳しい状況を迎えている。昨年は83試合出場で打率.261をマークしたが、今季は1軍出場なし。本職の一塁は鈴木大地、阿部寿樹、伊藤裕季也がスタメンで起用され、なかなかチャンスが巡ってこない。茂木、銀次は共にファームの試合には出場していることから、コンディションに問題はなさそうだ。

   楽天を取材するスポーツ紙記者は、「銀次はファームの試合を見る限りバットが振れているんですけどね。一塁のレギュラーが固まっているわけではないので、ベテランの力に頼ってもいいとは思いますが...。茂木は故障や打撃不振で近年思うような活躍ができていない。今季国内FA権を取得したので大幅減俸を覚悟の上で、権利を行使することが選択肢に入ってくるかもしれません」と話す。

   楽天の生え抜きとして活躍してきた茂木、銀次はファンから根強い人気を誇る。来季も楽天のユニフォームを着るか、それとも――。残りシーズンが少なくなってきたが、1軍昇格に向けてファームでアピールし続けるしかない。(中町顕吾)

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