決済・乗車しない「カラ予約」横行...西鉄が対策開始 迷惑行為なぜ増加?きっかけになった制度とは

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「ダイナミックプライシング」導入後に迷惑行為増える

   西鉄の広報課によると、需要に応じて運賃が変動する「ダイナミックプライシング」と呼ばれる制度を21年4月、はかた号に取り入れてから迷惑行為が増えたという。予約した上で決済せずに、他の日程の運賃を観察するなど「様子見」する人が出た可能性もありそうだ。

   今回の対策の対象になるのは10月1日以降の予約から。10月1日の予約は、すでに8月1日から予約を受け付けている。

   西鉄では、22年春から名古屋線「どんたく号」や鹿児島線「桜島号」にもダイナミックプライシングを取り入れているが、迷惑行為が目立つのは、はかた号のみ。そのため、今回の措置の対象を、はかた号以外に対象を広げる予定はないとしている。

   こういったカラ予約をめぐっては、小田急電鉄・特急ロマンスカーを予約したが決済せずに自動キャンセルを9000回以上繰り返していたとして、40代男が偽計業務妨害容疑で書類送検されている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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