シュークリーム投げつけ笑い声、ジャニーズJr.美 少年に批判殺到 事務所謝罪...活動継続に「さすがに甘い」反発も

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   ジャニーズJr.のアイドルグループ「美 少年」の那須雄登さん(21)が壁にシュークリームを投げ付ける様子を撮った動画がツイッター(現・X)で物議を醸し、ジャニーズ事務所が2023年8月18日に公式サイト「Johnny's net」で謝罪した。

   動画は、6年前のものとみられており、シュークリームは賞味期限切れと説明されてはいた。謝罪では、「一人の人間としてあってはならない」と断罪したが、総合的に判断して「美 少年」の活動を継続していく方針を明らかにした。

  • ジャニーズ事務所
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  • 壁にこびりついたシュークリーム(ツイッター投稿の動画から)
    壁にこびりついたシュークリーム(ツイッター投稿の動画から)
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「賞味期限過ぎてますからね、大丈夫です」

   白いTシャツ姿の那須さんが、手のひらで何かをつかんだ様子で右手を前に出すと、撮影した同じ「美 少年」の佐藤龍我さん(20)が「何を投げるんですか?」と質問する。佐藤さんの姿は、動画では見えなかった。

   すると、那須さんは、「シュークリームです」とささやきながら指に挟んで見せびらかし、いたずらっぽく笑う。続いて、少し真剣な表情になって、投げる構えを見せ、カメラは、前方の戸棚に向けられる。戸棚の壁には、標的か投げた跡のようなものが見え、那須さんが投げると、その右上に当たった。

   笑い声が響き、投げたシュークリームは、壁にくっついている。カメラが壁に近づくと、シュークリームが床に落ち、佐藤さんが「最悪」と漏らしてから、「もう一球。ラストもう一球です。自信ありますか?」と那須さんにただした。

   すると、那須さんは、即座に「ありま~す」と答え、右手に持った別のシュークリームを見せびらかす。シュークリームをすするような仕草を口でした後、那須さんは、また壁に投げ付け、パーンと音がして標的のような場所に当たった。笑い声が起こり、カメラを近づけると、佐藤さんは、「これは賞味期限過ぎてますからね、大丈夫です」と解説した。これに対し、那須さんは、また口ですするような音を出したところで動画が切れている。

   動画は、44秒の長さがあり、ツイッターで2023年8月15日に取り上げられた。まとめサイトなどに引用されて拡散し、食べ物のこうした扱いに批判の声が相次いでいる。

「タレントである以前に一人の人間としてあってはならない」

   「美 少年」は、2016年に結成された6人組グループだ。動画で映った戸棚の床には、17年秋号のファッション雑誌が置かれており、結成後間もない時期に動画が撮られたのではないかとみられている。

   もしそうだとすると、那須さんがまだ15歳ぐらいのときだ。公演先の楽屋で撮られたのではないかと指摘され、周囲の机の上には、ファンレターのようなものが雑然と置かれていた。

   美 少年公式サイトにある那須さんのプロフィールには、趣味は野球と紹介されているが、投球術を見せるためにシュークリームを投げたのかは不明だ。

   この動画について、ジャニーズ事務所は23年8月18日、公式サイトに謝罪文を出し、経緯を説明した。

   それによると、那須さんらに事実確認したところ、過去に自身が取った行動だと認めた。そのうえで、「那須の行為とそれを撮影しておりました佐藤につきましては、いかなる理由があったとしても決して許されるものではなく、タレントである以前に一人の人間としてあってはならないことです」と指摘した。

   また、同じ「美 少年」の金指一世さん(19)について、女性と温泉旅行して寝顔が写った画像などが8月に入ってネット上で出回っていたが、ジャニーズ事務所は18日、那須さんらの件とともに、「タレントとしての自覚と責任に欠けた行動」だったと謝罪した。

   しかし、3人は、深く反省しているとし、「今回の状況を総合的に判断し、このまま活動を継続させていただく方が、これから社会人として成長していかなければならない3人にとって、本当の意味での自覚と責任を獲得することにつながるのではないかと判断いたしました」と説明した。

「反省してまた頑張ればいい」「これはさすがに甘い処分だな」

   3人の行為について、ジャニーズJr.を手がけるジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長(47)も、公式サイトでコメントを出した。

   井ノ原社長は、「どういう理由があったとしても、人として、アイドルとして許される行為ではありません」としながらも、「活動を控えることで反省を促すという方法もあるのかもしれません。しかし、現在お話をいただいているお仕事を投げ出してしまうことも、大人としての責任に反していると思っております」と説明した。

   3人もそれぞれ謝罪文を出し、那須さんは、「食べ物を投げるという恥ずべき行動を取ってしまった」「伝統のある劇場で、楽屋を使わせて頂いている身にも関わらず大変失礼な行動を取ってしまった」などと述べた。

   3人の謝罪に対し、ネットニュースのコメント欄などでは、「未成年の頃の事だしまぁ大目に見たらいい」「反省してまた頑張ればいい」などと活動継続に理解を示す声もあったが、厳しい声の方が多いようだ。

   「こんなに問題児だらけだとは思わなかった」「イメージも好感度も地に落ちたな」「デビューは、また先送りになるんやろか?」との指摘が出て、事務所に対しても、「これはさすがに甘い処分だな」「活動自粛させるぐらいしてもいい」との意見が書き込まれていた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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