ビーチで女児遊泳→「猛毒ハブクラゲ」に刺され救急搬送 侵入防止ネット内で起きた異常事態、管理者の見解は

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   沖縄のリゾートホテル前のビーチで、猛毒のハブクラゲに刺され、子供が一時「心肺停止」になったと、親族がツイッターで報告した。

   設置されたクラゲ侵入防止ネット内で泳いだにもかかわらず、被害に遭ったという。どんな状況だったのか、ホテルなどに話を聞いた。

  • 沖縄県の広報課も注意喚起
    沖縄県の広報課も注意喚起
  • ハブクラゲ
    ハブクラゲ
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数時間前に同じビーチで被害発生も、ホテルは対応せず?

   ツイッター投稿によると、2023年8月11日夕、7歳の女児がクラゲネット内で泳いでいると、ハブクラゲに突然刺され、心肺停止になった。ビーチ横のプールにたまたま医師がいて、女児の心肺蘇生を行ったところ、女児は息を吹き返した。その後、ドクターヘリで病院に運ばれたが、両手両足が広く刺されており、足は足首からももの付け根まで刺された跡が残っているという。

   投稿した親族は、ホテルの監視員などがクラゲに刺されたときに適切な対応をしなかったと不満をつづった。同じビーチのクラゲネット内で、別の男児が数時間前にハブクラゲに刺されて病院に運ばれたという。ビーチを遊泳禁止にして、クラゲ発生の掲示などをしたのは、この親族が再発防止を訴えてからだったと指摘している。

   親族は、警察に相談したといい、沖縄県警は15日、「ハブクラゲに注意!」とサイト上でお知らせを出した。そこでは、11日に本島北部のビーチで遊泳者が刺される事故が2件発生したとして、クラゲネット内で泳ぐことなどの注意を呼びかけ、ビーチ管理者にはクラゲネット内で事故が起きないよう管理の徹底を求めている。県も16日、プレスリリースを出し、このビーチは名護市内だったとして、被害に遭った児童2人のうち1人は、一時意識不明になったが、その場に居合わせた医師の措置で意識を回復し、病院に運ばれたと発表した。

   県の情報サイトによると、ハブクラゲは、県内のほぼ全域で見られ、大きくなると傘が10センチ以上、毒を放出する触手が2メートル近くになる。半透明の傘で見つけにくいといい、刺されるととても痛く、ショックを起こすこともある。広く刺されると、心肺停止になる恐れもあるという。子供は重症化しやすいといい、沖縄では、1997、98年など過去に3人の死者が出ている。

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