DJ SODAさんに「露出する方が悪い」...二次加害はなぜ起きるのか 識者は「レイプ神話」蔓延に警鐘

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「どんな服装をしていようが、何をしてもいいと考えてはいけません」

   小俣教授は、女性のあり方に対して誤った認識を持っていることと女性の性に関する態度や振る舞いがこうあるべきだという伝統的な性役割観は、強く関係していると話す。

「今回の事件は、露出度の高い服装をしているDJ SODAさんに責任があり、そういう人は何をされても受け入れるべきだという風に言われています。服装は関係ありません。認知の歪みが引き起こしたことだと思います」

   小俣教授は、伝統的性役割観は正しいか誤っているか判断できる問題ではなく、一つの考え方だと述べる。

「ただそれが歪んだ認識に繋がりやすいということを我々は自覚しないといけません」

   小俣教授は、昨今、性的な加害に関して、社会の見方が変わってきていると指摘する。

   不同意性向等罪成立を例に挙げ「嫌なものは嫌だと言ったらやめろということです。相手が同意しないのにそんなことするのはいけないということですから。そういう考え方が広く受け入れられるようになってきたのは大きな前進です。ただ、相変わらず根深い問題だとは思いますけどね」という。

   相手の自由意志をいかに尊重するかという考え方を広めることが重要だと強調する。

「大事なのは同意です。どんな服装をしていようが、何をしてもいいと考えてはいけません」

   何百年と続く男尊女卑の考えはまだ残っているため、性犯罪被害に関しては、性的自由の尊重を伝える報道などで認知の歪みを正していくしかないという。

「急激な変化は難しいと思いますが、少しずつ変えていくのが大事だと思います」
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