「非自民は、私は絶対に譲れない」
政権交代のあり方についても考え方の違いが際立った。玉木氏は、二大政党制による政権交代は現実的ではないとの立場で、
「いわゆる穏健な多党制による政権交代は現実的だと思っているので、我々が野党第1党にならなくても、色々な組み合わせの中で新しい政権の与党の一角を占める。そういう重要な役割を担える、もっと言うとキャスティングボートを握れるような政党にぜひ成長させていきたい」
などと述べた。これに対して、前原氏は「自民党と組むんだったら、それは連立の組み換えだ」。自民党と組む可能性があるかを問われた玉木氏は「これは選挙結果次第なんで分かりません。自民党が割れるかもしれないし...」と応じた。この答えを、前原氏は次のように批判した。
「今のは逃げの言葉だった思う。 つまりは、政権交代というのであれば、『やってみなきゃ分からない』ではない。自公に代わるものを作るのが政権交代だ」
「自民党とやっぱり組もうと考えているのかなぁ、というふうに私は思った」
前原氏によると、連携可能な相手としては、憲法や安保といった基本政策が一致するのであれば「非自民非共産ならどなたでもどうぞ」という立場。「非自民は、私は絶対に譲れない」とも話した。