活動停止5日...日大アメフト部員事件は「個人犯罪」 ラグビー部は過去約2か月停止、再開までの経緯を詳しく聞く

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アメフト部は「調査委員会等の設置を検討」

   大学公式サイトによると、アメフト部は「部員1名による薬物単純所持という個人犯罪であり、個人の問題を部全体に連帯責任として負わせることは、競技に真剣に取り組んできた多くの学生の努力を無に帰することになり、学生の成長を第一に願う教育機関として最善の措置ではないと判断したため」とし、8月10日に無期限活動停止処分を解除されている。違法薬物への部内の組織的関与などの調査について、日本大学広報部は取材に「原因究明に関する調査委員会等の設置を検討しています」とコメント。取材に応じた8月15日時点では、調査委員会などの設置はされていないようだ。

   関東学生アメリカンフットボール連盟の公式サイトによると、日本大学アメフト部は9月2日に開幕する1部リーグTOP8のリーグ戦に参加したいという意思を連盟に伝えたが、連盟は同部に対し「当面の間の出場資格の停止」を決めた。理由として連盟は(1)日大アメフト部側から、逮捕された部員以外の部関係者全員が違法薬物に潔白であると保証できない旨が示されたこと(2)逮捕された部員以外の部の関係者に違法薬物を使用した者が存在している疑いが払拭できないこと(3)再発防止策の提示ならびにその実施がなされていないこと(4)部関係者(指導者、学生を含む)の責任の所在が明らかでないこと――の4点を挙げている。

   また8月15日には、文部科学省が同大学に対し、組織内での情報伝達や警察への連絡などの判断が適切だったかを早急に検証するよう指導したと報じられている。

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