アジア大会、韓国メディアが警戒する日本代表の元大リーガー 「多様な経験備えたベテラン投手」

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   韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)が2023年8月15日、9月に中国・杭州で開催されるアジア大会の野球競技の特集記事を公開し、日本代表を独自の視点で分析して警戒した。

  • 田澤投手(写真:AP/アフロ)
    田澤投手(写真:AP/アフロ)
  • 田澤投手(写真:AP/アフロ)

「田澤は多様な経験を備えてベテラン投手」

   日本代表はアマチュア選手のみで構成され、石井章夫氏(58)が監督を務める。今秋に予定されるプロ野球ドラフト会議の候補選手が代表入りしており、大リーグのレッドソックス、マーリンズ、エンゼルスなどでプレーした田澤純一投手(ENEOS、37)が名を連ねている。

   一方の韓国代表はプロ主体のチーム構成で、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンド敗退した雪辱を果たす。

   同メディアは、「日本はリュ・ジュンイル監督(60)が最も警戒すべき相手だ」とし、日本はプロ選手がほとんどの韓国とは異なり純粋なアマチュア選手だけでチームを構成しているが、多くは高校、大学でプレーしていたため「相当なレベルにある」と分析した。

   リュ監督とコーチングスタッフは今年7月に来日し、社会人野球の「都市対抗野球」を視察。日本のアマチュア選手のレベルが前回のアジア大会よりも数倍上がっていることを確認し、なかでも投手力を高く評価したという。

   同メディアが注目したのは田澤だ。記事では田澤が大リーグで記録した成績とともにこれまでの球歴を紹介した。田澤は米国から帰国後、日本の独立リーグ、台湾リーグ、メキシコリーグを経て現在は社会人野球でプレーしている。記事では、田澤を「多様な経験を備えたベテラン投手」と評価した。

「嘉陽は都市対抗野球で最高の活躍」

   日本のエースと予想しているのが嘉陽宗一郎投手(トヨタ自動車、27)だ。嘉陽は今年の都市対抗野球でチームの優勝に大きく貢献。同メディアは、嘉陽は社会人野球の選手だが150キロを超える速球が武器で、都市対抗野球で最高の活躍をしたと評価した。

   打者では、笹川晃平外野手(東京ガス、29)を警戒した。笹川はパワーヒッター型の打者で、「日本の社会人野球最高の強打者と呼ばれている」と紹介した。

   3月のWBC1次ラウンドで韓国は日本に4-13の大敗を喫した。アジア大会は「プロの韓国」対「アマチュアの日本」という構図となり韓国が雪辱する絶好の機会となるが、同メディアは楽観視していない。

   記事では、選手のキャリアだけを見るとプロ選手で構成された韓国代表チームの戦力が最も優れているが、今回の大会では20代前半から中盤の選手を中心にチームを編成したため「変動要素が存在する」とした。そして「特に経験豊富なベテラン選手にやられる可能性があるので気を抜かない方が良い」と警戒した。

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