DeNAのトレバー・バウアーが、2023年8月15日のヤクルト戦(神宮)で今季9勝目をマーク。6回に24イニング連続無失点でストップしたが、7回8安打3失点ときっちり試合を組み立てた。
「年俸を大幅に下げて来年も///」
150キロを超える威力十分の直球に加え、多彩な変化球は全ての球種の精度が高い。スタミナも抜群で中4日で志願登板することも。首脳陣にとってこれほど頼もしい右腕はないだろう。来日1年目で今永昇太と共に左右のエース格として活躍し、16試合登板で9勝3敗、防御率2.82をマーク。先発投手が6イニング以上を投げ3自責点以内に抑えた時に記録されるQS率は81.3%でリーグ4位に相当する。
25年ぶりのリーグ優勝に向け、気迫を前面に出すバウワーは孤軍奮闘を続けているが、首位・阪神と10ゲーム差。残り39試合で逆転するのは極めて厳しい。終戦になった時、気になるのはバウアーの来年以降の去就だ。メディア報道によると、今季の推定年俸は基本給300万ドル(約4億3000万円)プラス出来高100万ドル(約1億4300万円)だが、メジャーの推定年俸約2250万ドル(約32億円)は3年契約最終年のドジャースが負担している。
「30億円以上という推定年俸を考えると、メジャーに復帰一択になる。ただ、女性への暴行トラブルが報じられて獲得が見送られたように、バウアーは米国で『問題児』のイメージがぬぐいきれていない。本人も日本でプレーすることに心地良さを感じているでしょう。年俸を大幅に下げて来年もプレーする可能性は考えられます」(スポーツ紙デスク)
来季もNPBでプレーする場合、DeNA残留のほか、巨人やソフトバンクなど豊富な資金力の球団が獲得に名乗りを挙げる可能性が出てくる。DeNAファンのみならず、日本の野球ファンの心をつかんでいるバウアー。来季はどの球団のユニフォームを身にまとい、マウンドに立っているだろうか。(中町顕吾)
#バウアー 選手体に当たりそうな打球を背面キャッチ??????
— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) August 9, 2023
1回表
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