優勝できないなら「Bクラスの方がいい」 巨人とDeNAに抜本改革望む声...「期待大きかったからこそ」

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   セ・リーグは阪神が目下10連勝中で貯金を24に増やし、首位を独走。2位の広島が引き分けを挟んで6連敗と失速したため、ゲーム差が8に広がった。

  • 巨人の本拠地、東京ドーム
    巨人の本拠地、東京ドーム
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阪神の独走を阻止し、混戦に持ち込めるか

   2023年の今季、下馬評で優勝候補の呼び声が高かったDeNAは春先にスタートダッシュに成功したが、7月に8勝13敗と負け越し、8月も5勝6敗と波に乗れず、阪神に11ゲーム差。追いかけていた背中が見えなくなった。4位の巨人も対戦成績で阪神に4勝12敗1分、広島に6勝12敗と大きく負け越したのが響き、勝率5割と貯金を増やせない。現在3位・DeNAと1ゲーム差。優勝争いから脱落した両球団はCS進出をめぐり、熾烈な争いが最後まで繰り広げられることが予想されるが、ファンの熱が高いとは言えない。

「DeNAは昨年2位に躍進し、今年は25年ぶりの優勝に向けて機が熟したとみられていただけに、攻守でミスが多い戦いぶりはファンの落胆が大きい。巨人も優勝が宿命とされているチームなので、CSに進出しても盛り上がりに欠ける。チームを抜本的に改革するためには、Bクラスになった方がいいと指摘する両球団のファンが少なくない。期待が大きかったからこそ、辛辣な意見が多いと言えます」(スポーツ紙記者)

   DeNAは昨オフに三浦大輔監督と複数年契約を結んで続投することを発表。巨人も原監督は今年が3年契約の2年目で来季まで契約が残っている。今シーズンをこのまま終わらせるわけにはいかない。阪神の独走を阻止し、混戦に持ち込めるか。その道は険しいが、セ・リーグの灯を消さないためにも意地を見せてほしい。(中町顕吾)

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