井上尚弥は「7階級制覇」できる!米大物プロモーター太鼓判 「パッキャオより優れている」

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   プロボクシングの米興行大手トップランクのボブ・アラムCEO(91)が、WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋、30)の世界7階級制覇に太鼓判を押した。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)が2023年8月14日に報じた。

   井上は7月25日に東京・有明アリーナでWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、29)に挑戦し8回TKO勝利を飾り王座を獲得。ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級に続いて世界4階級制覇を達成した。

  • 井上尚弥選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
    井上尚弥選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
  • 井上尚弥選手(写真:松尾/アフロスポーツ)

「井上はパッキャオ以来のとてつもないファイター」

   ボクシングシーンは、アラム氏がユーチューブのボクシング専門チャンネル「Little Giant Boxing」で語ったコメントを引用して記事を展開した。

   アラム氏は「井上はマニー・パッキャオ以来のとてつもないファイターだ。おそらくパッキャオよりも優れているだろう」と最大級の評価を与え、「井上はスーパーフェザー級、ライト級まで上がるチャンスがある」との見解を示した。

   米ボクシング界の大物であるアラム氏は、米国における井上の試合をプロモートしている。過去には世界6階級制覇のレジェンド、マニー・パッキャオ氏(フィリピン、44)をプロモートしていたこともあり、自身の経験から井上とパッキャオを比較した。

   一方のパッキャオは井上の今後の複数階級制覇に興味を示しており、「Little Giant Boxing」が8月1日に公開した動画の中で「ナオヤのことが好きだ」とし、「もしナオヤが階級を上げていきたいと考えているなら練習を見てアドバイスをしたり指導してあげたい」などと語った。

   ボクシングシーンの記事によると、パッキャオの発言に対してアラム氏は「私はマニー(パッキャオ)を愛しているし、マニーはボクシングを知っている」と前置きし、「井上のどこにパッキャオの助けが必要なのか?」と疑問を投げかけた。

   井上はスーパーバンタム級に転向して初戦のフルトン戦で、井上より一回り大きいフルトンとの体格差が不安視されていたが、試合は圧倒的なパワーの差を見せ完勝。改めて破格のパンチ力を見せ今後の複数階級制覇を期待させた。フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級を制すれば世界7階級制覇達成となる。

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