阪神際立つ「ブルペン陣の強さ」識者指摘 梅野隆太郎の死球骨折離脱も「それほど大事にならない」

「選手がその気になってきた感じ」

   阪神のチーム防御率はリーグ唯一の2点台(2.72)で、失点は最少の315点。安定した投手力がチームを支えている。首位を快走する一方で、梅野隆太郎捕手(32)の戦線離脱が大きな不安材料となる。13日のヤクルト戦の5回に左手首付近に死球を受け、左尺骨骨折と診断された。14日に出場選手登録を抹消され、スポーツ紙などの報道によると、今季絶望の見通しだ。

   橋上氏は「岡田監督は痛いでしょうが、他にキャッチャーが全くいなくて梅野選手ひとりがずっとやっていたわけではないので、それほど大事にはならないと思います。今後は坂本(誠志郎)捕手がメインでマスクを被ることになるでしょう。それこそ坂本捕手がケガで出場できないとなれば大きな影響が出る。岡田監督も信頼しているでしょうし、ケガさえなければ大丈夫だと思います」との見解を示した。

   岡田彰布監督(65)就任1年目のシーズンに18年ぶりの優勝が見えてきた。橋上氏は「戦力的には昨シーズンと比べてそれほど変わらないが、選手がその気になってきた感じがある。連勝を含めて接戦を勝ち切っていることが自信になっていると思います。追いかけてきているチームとの差が広がっていることも大きい。少し気楽にプレーできているかもしれない。勢いが増している感じがある」と語った。

   15日からは敵地マツダスタジアムに乗り込み2位・広島と首位攻防戦に臨む。

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