4人組ロックバンド「KEYTALK」のボーカル・ベースを務める首藤義勝さんが2023年8月13日、「某"一発どり系"YouTube 初めて聴いたけどピッチ修正ゴリゴリやってるね」とX(ツイッター)で私見を述べた。
登録者834万人のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」を名指しで批判もしており、一晩明けて「嫌な思いをさせた方ごめんなさい」と詫びるに至った。
「ハリボテのエンタメで若い才能を騙す行為」
バンドは国内最大規模の屋外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」にも出演するなど活躍している。首藤さんは13日未明の投稿で、白背景にマイクがあるようにも見えるぼやけた画像に文字を添える形で、
「某"一発どり系"YouTube 初めて聴いたけどピッチ修正ゴリゴリやってるね」
「個人的には大賛成です。補正はお化粧みたいなもんなので」
と述べた。一方で、「ハリボテのエンタメで若い才能を騙す行為はクソだ。歌の力に優劣なんて関係ない。みんなこんなモン気にすんな。輝いたモン勝ちだ。一緒に明日を過ごそう」とポストし、「消しなさいと怒られております」ともいう。
続く投稿では「THE FIRST TAKEはクソ」と具体的に言及した。
THE FIRST TAKEは、白いスタジオで人気アーティストが歌唱する動画の数々で知られる。「一発撮りのパフォーマンス」を謳い、「ありのままの自分を。ありのままの音楽を。一度きりにこめる。THE FIRST TAKE ありのままの世界へ」とのステートメントを掲げている。
投稿を受けてXでは、「最初っから無修正って誰も言ってなくね......」「一発撮りであることには変わらないし」「そんなのみんな分かってて楽しんでるものかと思ってた」との声や、「尖りまくってて好きやけど、酔ってるんかな」といった反応が出ている。
首藤さんは朝になって、「昨夜のツイートで嫌な思いをさせた方ごめんなさい」と詫び、下記のように伝えている。
「なんだか自分を偽って生きるのが面倒くさくなってしまいました。こんな情けない自分でも受け入れてくれる人がいる限り音楽を作り続けていきたいと思っとります。頑張るぞー」