受給者証について相談→自治体「誰から聞いたのか」と出し渋り? 専門家に理由を聞く

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福祉サービスの相談窓口は慎重な対応が必要

   さらにAURAは、福祉サービスの相談を受け付ける担当者は慎重な対応が求められるとし、すぐに受給者証の案内をせずに念入りに確認した結果、齟齬が生まれてしまったのではとした。慎重な対応が必要な理由として、AURAは①個別の状況への理解、②想いや感情の尊重、③適切なサポート、④信頼関係の構築が重要であるためだと説明した。

①個別の状況への理解

「障がいといっても、その原因や程度は個々に異なります。相談に来る方々の家庭環境、子どもの状況、障がいの種類などは多岐にわたります。そのため、相談に来た方々の状況を深く理解し、適切なアプローチをすることが重要です」

②想いや感情の尊重

「親御様は子どもの障がいや療育に対して、さまざまな想いや感情を抱いています。その中には不安や悩み、戸惑いが含まれることもあります。慎重な対応が求められるのは、相手の感情を軽視せず、尊重し理解する姿勢が重要だからです」

③適切なサポート

「状況によって必要なサポートやアドバイスが異なります。一律に対応するのではなく、個々のニーズに応じて適切なサポートを提供するためにも、慎重な対応が必要です」

④信頼関係の構築

「家族は子どもの福祉に関して特に敏感で、専門家やサービス提供者に対して信頼を持ちたいと考えています。慎重な対応が求められる理由は、信頼関係を築くことが持続的な支援にとって重要だからです」
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